誰向けかよくわからないけど、なんとなく書いてみる。
システムエンジニアをかなり適当に分類すると2つに分ける事ができる。
SIerかそれ以外。
・それ以外…客に売るものを作る
日本のエンジニアの8割くらいはSIer側に属しているんじゃないかな(根拠なし)。
そしてこの2者では求められるスキルが大きく異る。
一番重要なものは、顧客が何を望んでいて、どういうものを提供すれば一番幸せになれるか、を判断できること。
ここには技術的な要素もあるにはあるけど、どちらかというと顧客の言葉やら背景やらを読み取って現実との折り合いをつけたり現場の運用を想像したりする部分が大きかったりする。もちろんどの技術を適用すれば一番効率的とか、安価に済むとかいう話はあり、最低限の技術知識は必要だけれど、世界最先端とか特殊な固有スキルとかが必須という世界ではない。一般的なSIでは難しい数式とか出てこない。
なので、文系っぽい空気があったりする。これが悪い方向に加速すると技術軽視のプロマネ至上主義になる。
何か他とはちがう売りが無いと買ってもらえない、使ってもらえない。
この要素として技術があったりもするけど、技術を売りにするのはハードルが凄く高いため、そういう会社は少ない。
技術そのものを売りにしなくとも、新しいものを数多く試行錯誤するために技術は必要不可欠で、SIerに較べて技術水準は圧倒的に高い。
で、この2つは会社ごとに別れているわけではなく、大手SIerと呼ばれているようなところには大抵両方が含まれている。
ただし、それ以外、の割合は大抵小さい。
自分はどっちの職場も経験した事があるんだけれど、同じ会社でもプロジェクトによってまったく状況が違ったりするので会社単位で一概に何かを断言するのは難しいと感じていたりする。
十年以上前から普通にアジャイルやってる部署もあれば、未だにxUnit知らなそうな部署もある、みたいな。
システムエンジニアになりたい、と思う人はどの会社を選ぶかを決めるにあたり、ここらへんのことは知っておいたほうが幸せになれるかもしれない。
http://anond.hatelabo.jp/20170111083420 ユーザー企業もしくは一次請けの立場で、プロジェクトの管理やプログラムの管理(構成管理/リリース管理)、仕様管理をする立場じゃないと、要するに...