ネットメディア関連で、今一番ホットなのはWELQ問題ですね。
あれだけ炎上しているのに「医療系キュレーションメディアの発注が増え続けている」んです。
私は、現在会社に所属するライターですが、その前はクラウドソーシングを中心にライターをしていました。幸いにも本業が別にあったため、案件を選びながら仕事ができました。しかし、クラウドソーシングで生計を立てるためには単価の低い「キュレーション記事」の執筆は、不可避だと思います。そして、そういう方たちが、WELQの執筆にも関与しているのだと推察できます。
現に、私はクラウドソーシングサイトの登録している間、数度WELQの執筆の声がかかりました。1記事1〜2000円程度の単価です。うたい文句には、「初心者でも大丈夫」。
こんなことが書いてあれば、記事を量産してお金を稼ぐための手段にしかなりませんよね。
驚くことに、このような誘いは今も続いています。
媒体名を伏せて声がかかることが多いので、WELQとは限りませんが
「医療系キュレーションサイトの記事執筆」という案件は、炎上騒動が起きても大量に発注されているのが事実です。
もしかして、この炎上騒動が起きてから、WELQにライターさんが寄り付かなくなってしまったのかもしれませんし
WELQの失墜を見越して、別の媒体が記事数を増やしているのかもしれません。
どちらにせよ、炎上が起きたからといって、この騒動は終着を迎えようとはしていません。
それよりむしろ、WELQよりさらに悪質な「WELQ劣化版」がこの隙を狙っているように思います。
クラウドソーシングを利用している人たちは「WELQ劣化版」の手を貸さないことを徹底したほうがいいです。
社会のためにもなりませんし、何より自分のために全くなりません。
日銭を稼ぐことはできるでしょうが、ライターとしての次の仕事にはつながりません。
それだったら、お出かけ情報やファッション、音楽などのキュレーションをやったほうがいいです。それだけでも、お金を稼ぐことはきっと可能ですから。