「厳密に言えば、作品をおもしろくするために『よくできた嘘』を混ぜています。」(=リアリティ)
「ゴジラ、嘘だって。リアルじゃねえじゃんwwww」(=リアル)
「うぜえ。気持ちよく作品見られる程度にリアルが感じられたらそれで問題ねえんだよ。」(=リアリティ)
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もういい加減理解してほしい。
「現実そのまま」がリアル。「いかにも現実と感じられるような」がリアリティ。
昔、ロダンが彫刻を作ったとき、その迫真のできばえに「実際の人間から型取りしたんじゃねーのww」とケチをつける評論家がいたので、ロダンが怒って「じゃあ、そうやって作ったらどうなるか見せてやるYO」といってできた作品は、醜くて見るに堪えないひどい出来の作品だった。最初の作品においてロダンは「リアル」に作ったのではなく「いかにもリアルに見えるもの(リアリティ)」を作ったのだ。現実よりも現実らしいものを作ることで、作品をすばらしいものにした。もちろん、実際の人体解剖図を理解して筋肉の動きや何かを知り尽くすことは確かに必要なことなのだが、その上で気持ちよくリアルに見える『嘘』を作れないと、作品を作ることはできない、ということをこのエピソードはよく表している。リアルを知った上でなおかつ「リアル(現実)よりもリアル」に感じられる(リアリティ)ものを作るのが、表現という営みなのだ。リアリティは確かに『嘘』だが、リアルよりもリアルにするための『嘘』なのであって、単に無知で電車間違いましたとかあり得ない天文図描いちゃいましたとかいうのとは全然違う。必然性がない部分での『嘘』とは、端的に言って単なる『手抜き』であり作品の『傷』以外のなにものでもない。
こういうことは、主義とか立場とか関係なく表現を論じる上では普通に「誰でも知ってるレベル」の基本。もう100年も前に片の付いた議論なので、ぎゃあぎゃあネタにするだけ恥ずかしい。こういうことが分かってなさそうな書き込みしてる人、知ってる人から「可哀相な子」を見るような目で見られていることを知ってほしい。
http://anond.hatelabo.jp/20160902123448
ちなみに、政治家二人の発言を笠に着て騒いでる人、彼らは別に「作品としてどう」と言ってるのではなく単に「現実ならこうだよ」という話をしているに過ぎない。当然彼らも上に書いた程度のことは分かってしゃべってるからね。
それから、ゴジラ誉めてる人の中にも上の二つ区別できてない人が多そうなんだけど、そちらもちょっと恥ずかしいよ。一応言っておくと。
劇中「ゴジラ破壊のため自衛隊を防衛出動させる」 ↓ 見た人「いや~日本の政治や自衛隊の限界を細かいとこまでリアルに描写していてすっごい映画だったなぁ」 ↓ 物知り「いや、防...
シン・ゴジラは面白いけど決してリアルを描ききった作品ではないので リアルだからすごいって持ち上げられ方されると違和感というかムズムズがすごいんだよなあ 落ち着いてシン・ゴ...
「シン・ゴジラ、リアルだなあ」(=リアリティ) 「○○のシーンはリアルじゃないよ」(=リアル) 「厳密に言えば、作品をおもしろくするために『よくできた嘘』を混ぜています。...
そうなんだよ、やっと綺麗にまとめてる増田に出会った。 「シン・ゴジラはリアリティを追求した娯楽作品」であり 「ノンフィクションに匹敵するリアル(現実)を目指した作品」ではな...
おまえらは何を言っているんだ 「リアルじゃない」=「リアリティが低い」だぞ 娯楽作品は視聴者を満足させられなかった時点でもう駄目なんだよ 石原が叩かれていたのも一人だけ浮...
リアルとリアリティ http://anond.hatelabo.jp/20160902163257 ↑ こういう人か
増田で熱弁ふるう君の恥ずかしさよ
シンゴジラ面白かったけど信者はそんな感想なのかよ。もっと追い込んでしまえ。
ネトウヨ「枝野頭悪いwwwゴジラに猟友会かよwwww」
一応、防衛出動派の政治家(元防衛副大臣)もおるんやで… https://twitter.com/nagashima21/status/766961292892442624
ブコメとか完全にこんな感じなのに、 「批判を許さないシンゴジ信者」みたいな意見が出ると 「藁人形乙」とか「こいつは何と戦ってるんだ……」みたいな反応が来るんだよな 無敵か