実はこう言うのが存在する。
アスペルガーと言えば基本的に数学や物理、ITなどのロジックを好み、コミュニケーションが非常に苦手と言われる。
しかしながらごく少数だがコミュニケーションが非常に得意なアスペルガーが存在する。
例えば私の同僚だ。常に集団の中心に位置して、問題があれば素早く解決する。技術力はそれほど高くないが、
技術力のそれなりにある人との関係を築き彼らの技術力を使ってあっという間に解決する。私も彼がアスペルガーだとは最初は気づかなかった。
だが確かに時々良くわからない事でふざけて彼が他の人をいらだたせたり、私をいらだたせる事もあった。
ある時彼が突然私にいった。
「実は俺アスペルガーなんだ。」
私は聞き返した。
「アスペルガーってコミュニケーションが苦手なんでしょ?どうしてコミュニケーションのうまい君がアスペルガーなの?」
彼はいった。
「いや、アスペルガーは特定の事に関する興味が強いだけ。そして多くの場合数学や物理やITの事に興味が注がれる。俺は人間同士の関係に興味があって子供の頃から、確か5歳ぐらいからだったかな人と人との関係性を観察して来た。人と人との関係性もロジックだよ。相手の立場関係や利害関係、扱いにくい人の対応とか結構法則がある。コミュニケーションうまくなりたかったら変な本読んでないでとりあえず人と人との関係性を観察してみるといいよ。色々法則が見つかるから。」
でも数年続けているうちに確かにコミュニケーション能力が上がって、人間関係のトラブルは劇的に減った。
この経験を通じて思ったのはアスペルガーがコミュニケーションが苦手と言うのは以下の理由だと考えられる。
1、強烈な興味指向により、興味の対象が若年時にコミュニケーションに落ちる可能性が低い。その結果同年代よりコミュニケーション能力が低くなる。
2、仮にコミュニケーションの重要さを理解できたとしても学習癖のあるアスペルガーは変な自己啓発本に嵌って失敗しますます自信を喪失する。
浦沢直樹『MONSTER』の敵役ヨハン・リーベルトみたいだな。 他人の心を操作することが楽しくてしかたないみたいな人物。
その人は医者の診断書持ってるの?
DSM-5とICD-11 Beta Draft を読んでみるといいよ。