母親がクラシック好きで、高嶋ちさ子のも割と聞きに行ってるから、例の騒動の話をした。
そしたら鼻で笑って「なに今更。あの人がヤバイのなんて当然知ってるよ」だって。
いやそれだめじゃね?そんな人のを金出して聞きに行くの?と言ったら
「その人の人間性に対する是非は、奏でられる音楽に何の関係もないでしょ」
とぬけぬけと言われた。
いや絶対気になる。だってものの価値をあの程度だと思ってるというか、子供のことなんだと思ってんだって感じじゃん。
と食い下がったら母親はこんな感じのことを言った。
あの人は昔からああいうぶっ飛んだところがあって、ちょっとその辺他の人と違うのよ。
私はそれを目の当たりにしたわけでもないし、別に被害を被ったわけでもないから楽しんでる部分がないとは言わないけど。
家族はもっとあの人とずっと一緒にいるわけでしょ?それなのにああいうことをした息子さんにも非があると思うけどね。これまでもああいうとんでもない目に合ってるのに学習してないんだから。
とはいえ私はあれはやらないし、あれを堂々と話す神経は信じがたいけど。NG出さずに乗せた新聞共々。
まぁそれはあの人自身やあそこのご家庭のいろんな事情もあるんでしょうから置いておいて。
多分人格的にすばらしい演奏家は一杯いると思うけど、その素晴らしい人格者がみんないい演奏するならそっち行くけど、そうじゃないじゃない。
あの衝動的で苛烈なところが、あの人の演奏にはプラスな部分があるのよ。
いい人だとは思わないし、友達として付き合いたいとは思わないけど、少なくとも数多くいる演奏家の中で、お金を払って見に行く価値のある演奏をする人だってことは確かで、それはどんなにその人の性格がアレでも揺るがないものだと思うけどね。
もちろんあの事件を経て、もう絶対行かない!ってなる人もいると思うし、それは個人の自由だけど、その自由があるならば、選んでお金払って聴きにいこうとするのも自由なはずで、それをアンタにどうこう言われる筋合いはないね。アンタの金で行ってるならともかく、自分の金で行ってるんだからなおさら。
まぁ自分の働いた金で自分で選んで見に行く分には自由なのは確かだ。
あんな綺麗な音楽作ってたモーツァルトだって猥談好きのぶっとんだ人間だったんだしなぁ。
「大体、ハンターハンターめっちゃ面白いし続き読みたいけど、私は冨樫のことクズだなぁと思ってるのと同じで、作品が好きでも作者が好きだとは限らないでしょ」とまで言われるとまぁそれ以上反論はできなかった。
ちょっと葉加瀬太郎ぶつけてみてくれ
ご母堂に賛成します