中学・高校は「君みたいな生徒ばかりだと助かる」って言って貰える子供だった。
真面目で成績もそこそこで目をつけられることもない。
大学はそんなに頭が特別いい!ってほどではないが、希望していた学科に入れた。
4年続けていたアルバイトでも勤務態度を咎められたことはない。
他の人の見本になってくれて助かるよ、と社員が私に言った。
大学の講義で割り当てられたプレゼンの日には阿呆みたいに練習して、教授にお褒めの言葉を頂いた。
部屋にとじこもって、何度も練習して、推敲を重ねて、そんな風に作り上げたプレゼンだった。
私の試験や発表は、いつもそんな感じで、
馬鹿みたいに練習や勉強をして、人から「そこまでしなくてもw」と笑われるくらいに繰り返した結果の上にあった。
失敗したくない。笑われたくない。詰まりたくない。時間の無駄だった。
そんな風に思われたくない一心で、人の目が気になるのかもしれない。
「なにが一体そんなに不安なの。何も失敗なんてしたことないのに」
何人かの友人が私に言う。けれど私の中の漠然とした不安は消えない。
「貴方は真面目で努力家なんだろう。だが、いい子すぎる」「優等生のような人ですね」
ショックだった。生まれてこの方、自分のそんなところは長所だと思っていた。
素の自分を出せと言われても、一生懸命考えた志望動機も自己紹介も、相手に届かない。
就職できた会社は、教授の尽力に依るものが大きい。推薦を貰ったからだ。
研修中に、上の人から注意を受けた。「貴方の挨拶は原稿を読んでるみたいに不自然」。
ある部署の長が私の一日の総括スピーチを聞いたあとに言った。「よくできました」。
消えてなくなりたい
自信なんて人生の中で持てない
昔上司にプレゼンしたときに 発表時間の10倍かけろ。プロはアドリブなんてしない。どこでギャクをいれるか。まで全部決めてから発表しろと言われた。 あなたの仕事のペースが周り...
人の前で話す時に、軽い笑いがとれる様に工夫をしてみたらどうだろう。
つまりここですかな? 失敗したくない。笑われたくない。詰まりたくない。時間の無駄だった。 そんな風に思われたくない一心で、人の目が気になるのかもしれない。 失敗して笑わ...