2008-07-24

絶望したと叫ぶ前に勧めたい非オタ女子の琴線に触れそうな作品たち

http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

基本的にこういうのは趣味押し付けなんだけど、押し付けざるをえないのがオタの性。

非オタのかわいい女子に、さりげなく洗練されたトークでお勧めアニメを教えて

それをきっかけに彼女にオタへの手ほどきをしつつ恋愛関係に・・・

なんて実現不可能な即死コンボ妄想するのもよくある話だ。

だが現実は違う。

かつてバイト先の非オタモテカワ系女子と話をしてた時、

「○○さん昨日何してたんですか???」と聞かれ、

恐る恐る「千年女優ってアニメDVD見てました??」なんて答えたら

「え、アニメってあのエヴァみたいなキモい奴ですか!?」と言われ

非オタ女子との間にそびえる厳然とした高い壁を感じた。

エヴァでもダメなのか・・・、と衝撃を受けたあげく

「あー、でもああいうのはちょっと。」などと保身に走ると、

「あ、ダメなんですね、あー良かった」などというモテカワ子さんの反応に

ありもしない脈を感じ取ったが、言うまでもなくその後見事に撃沈。

傷心を抱えつつ見に行ったイノセンスで、男やもめのバトーの姿にさらに切なくなったのを覚えている。

だが、個人的な経験則として非オタの女子といっても、潜在的なオタ要素を抱える女子というのは相当数いる。

たとえば、ちょっとお嬢風の大学生が、今のアニメに興味はないけど昔レイアースは見てたとか、

最終兵器彼女にはまってるんですー、なんて子もいたりした。

ちなみにサイカノ子さんは元彼に藤崎詩織コスプレを仄めかされて別れたそうだ。

エヴァ世代あたりならばエヴァにはまらずとも男女問わず、

アニメ漫画付近で何かしらオタク的洗礼を受けているはずで

女子ならば少女漫画の系譜に属するアニメならばわりと抵抗を感じないのではないかと夢想する。

自分が高校時代にクラスの女子の間で「少女革命ウテナ」が大人気になった事があり、

ポケベルミニスカートな女子達がビデオテープを持ち寄り、

休みに教室のテレビを食い入るように見ていたという現象を目の当たりにしている。

暁男とウテナがやっちゃった回の翌日などは喧々諤々の大騒ぎになっていた。

また、当時クラスの不良とサクラ大戦の話題で盛り上がっていたが、

彼らとつるむ女子グループの間でもサクラ流行っていたらしく、

同窓会で、あの時に○○君とサクラ大戦の話したかった、などと言われてしまった。

あと、BANANAFISHあたりを話題に出すと結構喰いつきがあったり、

ハチクロ読んで胸がギュンギュンしちゃいましたなんていうと、

笑われながらも新刊が出た時に話題に加われたりして、

男オタが思うよりも、オタ系な話大丈夫非オタ女子もいるんだな、と実感する事が多い。

また、最近の話で同僚のゆるふわOLコードギアスの公式HPを見ていて、

思わず「これ最終回なのに全然話終わってないですよね。」などと話しかけたら

「これから第二期があるんです!」などと反応されビビった事があった。

それをきっかけに、ゆるふわ子さんとギアス友達になったのだが

彼女ストーリー展開に一喜一憂する様を見ると、

まるで自分が高校時代エヴァにはまった時のそれを見るようでむずかゆい

シャーリーの死に「ショックで思い出すだけで泣きそうです。」などとメールが来たり

シュナイゼルをシュナ様とよんだり、ルルとロロの絡みに興奮したり

ギアスの何が彼女の琴線に触れたかはわからないが、彼女も順調にオタへの道を進んでいるようだ。

また、声優ネタツンデレ等基礎知識も把握したようで

先日の放送終了後メールで「ツンデレの次は記憶喪失デレかもしれないですね。」

と送ったらややウケだった。

そんな彼女に勧めてみたのが「時をかける少女」とBSでやっていた「カウボーイビバップ」。

時かけは予想通り「こんなに感動するとは思わなかった!」と評判は上々だったが

ビバップはあまりピンとこなかったらしい。まあ基本的に男が好きなガジェットが多いアニメだが。

あと「精霊の守り人」も気に入ったらしく、やっぱりしっかり自立した強い女主人公みたいな話は受けがいいのかもしれない。

その他シャナ二期や狼と香辛料も面白かったそうだが、シャナが良かったというのは意外な感じがした。

余談だが、先行放送版だけ見てゆるふわ子さんに某SF三角関係ロボットアニメを勧めたが、

銀河系アイドルが戦地に単騎乗り込み全員アイドルソングで洗脳したり、

宇宙規模人気歌姫と超銀河系アイドルが一人の男を巡ってタイマンソングバトルを始めたのを見て

今の彼女がこれを視聴して理解するのはちと荷が重いかもしれん、と後悔している。

以上、個人的な非オタ女子との交流をあげてみたが、

もちろん最初に挙げたモテカワ子さんのような女子もいるが

潜在的オタ要素を持つ、あるいはきっかけしだいで爆発的にオタ化するゆるふわ子さんのような女子もいる。

だから、オタが非オタに手ほどきなんて、あながち夢物語でもない気がする。

まあ俺には依然彼女がいないわけだが、三次元絶望するほど悪くもないのが今の時代ということだ。

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