はてなキーワード: 投稿者とは
おばさんに対しておっさんが多過ぎる。
なのに何故こんなにもおっさんが多く感じるのか。まず現実社会は男性優位だから男が前に出てきやすく、さらに少子化でおっさんばかりが目立つ。そしてネットにおいてもどこを見てもおっさんばかり。こことかXとか5chがおっさんばかりなのは当然だがインスタ、TikTokすらもおっさんがしゃしゃり出てる。自分が表立って出ないけど、若い女の投稿者にコメントしたりDMしたりとにかくおっさんが蔓延ってる。
先日古谷徹70歳の不倫報道が出てけど今は70歳のおじいちゃんですらこんなに元気だから30〜60代のジジイはもっと元気なんだろうな。
もうさぁ、落ち着けよマジで。良い歳こいて何してんだよ。どこ見てもおっさんが「俺だ!俺だ!」と自己アピールして貪欲過ぎる。ジジイに未来なんて無いんだから残りの人生慎ましく生きてくれよ。
その中でも特に50代のウザさは群を抜いてる。
燃え尽きる前のロウソクが如くとにかく自己アピールがウザい。コイツらの中ではバブルの勢いを30年間継続してる。いくら元気でも仕事では使えないのに性欲だけは20代を凌駕してる。
何もしてないのに偉そうだし常にチンポギンギンだしウザいしキモい。
俺は男だけどおっさん嫌いすぎる
この投稿は、一部の社会的な風潮や過去の美意識に対する批判としての側面を持つ一方で、全ての男性を一括りにする不適切な表現や偏見が含まれています。過去の美意識が女性に対して与えてきた影響は理解できるが、現代の多様な価値観を認める姿勢が重要であると考えられます。
今まで、一部の日本人男性が「女の子は痩せてて小さい方が可愛い」と言って、自らの好みを押し付けてきた結果、女性に小柄であることを求める社会的プレッシャーが存在していました。このようなプレッシャーの中で、女性が小柄で栄養失調になるまで食事制限をしていたケースもあったと言われています。
しかし、最近では、一部の男性が「高身長の女性が好き」と言い出していることに対して、戸惑いや疑問の声が上がっています。日本において、女性の平均身長が他の先進国と比べて低いという事実があり、その一因として過去の美意識が影響している可能性があります。
一方で、「日本人男性は全てロリコン」という偏見や全体を一括りにした表現は不適切です。多様な美意識が存在し、一部の男性の好みを全体に適用するのは誤りです。現代においては、女性の身長や体型に対する美意識も多様化しており、「高身長の女性が好き」という好みも一つの傾向として認められるべきです。
過去の美意識が女性に与えてきた影響を考慮しつつ、現代の多様な価値観を認める姿勢が重要であると言えます。まずは、男性がこれまでの女性に対する抑圧について少しでも思いを馳せ、多様な価値観を尊重することが求められます。
ちなみに、先進国で最も背が低いのは男性も一緒なのでそもそも最初の問題設定が間違っているのだが、そこまでは指摘してくれないところが今のAIの限界かもしれない。
特定地域の、(児童)買売春を中心とした風俗情報の提供及び交換を目的として掲示板を開設した被告人が、同掲示板に児童ポルノ画像が貼付さ
れたことを知りながら、敢えて削除せずに放置しつづけた事案につき、「本件掲示板を開設して、…不特定多数の者に児童ポルノ画像を送信させ
て本件ディスクアレイに記憶・蔵置させながら、これを放置して公然陳列した」として、被告人に児童ポルノ公然陳列罪(正犯)の成立を認めた。
被告人が児童ポルノ画像を投稿するための掲示板を開設し管理していた事案につき、「同掲示板は違法な児童ポルノ画像データを掲載させること
を目的とし、被告人は、その開設により、投稿者らが、同掲示板を使用して不特定多数のインターネット利用者に対し児童ポルノを公然と陳列する
犯罪行為に及ぶことを十分に認識した上で本件電子掲示板を開設したのであって、その開設行為は、投稿者らによる児童ポルノ公然陳列罪の犯
やっぱ怖いすね児童ポルノは
こんな投稿者のレベルが揃ってない場で真面目に推敲して書く方がどうかしてるんだよ
日々抱えてるモヤモヤを指の赴くままノリで言語化して書き捨ててスッキリして寝りゃそれでいいんだ
もちろん反応が欲しけりゃある程度人に分かるように書かなきゃダメだけどよ
雑に書き捨てられた文章にゃ雑に反応しやすいからツッコミどころの数に比例して反応してもらいやすくなる
そんだけの話だべ
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https://b.hatena.ne.jp/Tcarbuncle
こいつな
定期的に意味不明なAIスパムっぽいのが投下されてるのは増田なら認識してると思うが、
一番の特徴は意味のない文章と文頭につく空白ね。見分けつくように書いてるんだとは思うけど他人のサービスでスパム撒くなよゴミ。
id:Tcarbuncle のブクマ自身は手動っぽくて全部のスパムをブクマしてない気がするので投稿者と同一人物じゃないかもしれんが、
gunma-17
しばらく投稿が無いなって思ってたら急に変な動画乱発して衝撃受けた
ジョイトイオブ半額直樹
この人はなんか変な喋り方するからあまり好きではなく、登録はせずにたまに検索から見てた程度
最近久しぶりに動画一覧を見たら1日に何十本も動画上げるようになってて完全に狂ったようだ
既婚者、両方無職、資産2000万いってない程度でも資産が増え続けてるとか言ってて何が本当で嘘なのかもわからない
怖い
カエルとかはやぶは偏屈さを強く感じることはあるけど狂っては無さそうだからなあ
どうしたんだろ
投稿者は、3年間付き合った彼との別れを悩んでいます。主な理由は、結婚や子供に対する将来の方向性の違いです。投稿者は27歳の女性で、東京都内で中小企業に正社員として働いています。彼は反出生主義を掲げ、子供を絶対に持ちたくないと考えています。
投稿者自身も以前は出産に対してネガティブなイメージを持っていましたが、最近になって子供を持ちたい気持ちが芽生えました。彼の発言や考え方に違和感を感じ始めており、結婚や出産を考えると彼との将来が見えないと感じています。
彼の優しさや慎重さ、一人の時間を大切にする姿勢などに魅力を感じる一方で、彼の考えを変えることはできず、別れを考えるのは独りよがりだとも感じています。最終的にはどんな選択をしても、自分の人生に責任を持つしかないと理解しています。
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https://investing.openmoney.jp/
登録には750文字以上を記述する必要があり、GPTで書けそうだがそれなりに本気で書いている人もいると思われる。
他人の資産と投資に興味がある人間 = 資産を築くのに積極的な人間の集まり
そんな投資に興味がある人間達の統計を取ると、世間の平均とはかけ離れた資産状況になった。
投稿者の平均年齢: 34.73歳
# 20代
平均年収: 614.57万円
# 30代
平均金融資産: 3730.95万円
# 40代
平均年収: 1016.75万円
平均金融資産: 8630.65万円
http://blog.livedoor.jp/advantagehigai/archives/66236062.html
被告は、その母に50万払え
https://note.com/24b3w/n/n0338c93bca3c
2件目の訴訟相手(投稿者)がはるかぜちゃんに対してインターネット上で行った、名誉毀損に該当する可能性のある投稿の数は1134投稿だそうです。
また、前述のYoutube動画の中では、投稿者のTwitterアカウントのIDが記載されているのですが、そのアカウントのツイートを見て見ると、どうやらフェミニストの様で、反フェミニスト(アンチフェミニスト)に噛みついているツイートが多数見当たります。
投稿者さんのように、早い段階で業界を去っていく人が多いのは残念ですが理解は出来ます。
建築設計をしたい人がゼネコンに入社してはいけません。ゼネコンは建設業です。
ゼネコンの設計部も有りますが、アレは設計施工するための部門。オマケと思って下さい。
ゼネコンは給料が良いし、企業規模も大きいので就職の際によく見えます。しかし建築設計を
したい人が欲しい訳では有りません。建築学科の学生としてゼネコンが求める人材は
『現場管理(現場監督)』です。設計の現場監理ではありません。
建築設計は仕事として、一人前になるまではしんどいです。しかし大分やりがいが有る部類だと思います。
まずは一級建築士を取得しましょう。その後は、転職の選択肢は幅広いですよ。
もうしんどいのはイヤな場合、役所に逃げ込む人もたくさん居ます。
ゼネコンに高給で転職も出来ますし、インフラ業界でもそこそこ求人有ります。
一級建築士が取れない人は知りませんw
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・最初は「スゲェ!!アンケに答えるだけで金もらえるの!?こんなに件数がある!!」と思ったけど誰でも答えられるようなものはやっぱりそこまで頻繁に流れてくるわけじゃない
・よくよく見たら「○○の商品を使ったことがある方」 「○○の美容外科で施術を受けたことがある方」みたいな経験を必要とされるアンケが多く自分にあてはまるものが少ない
・最初の方は勝手が分かってなくて条件をちゃんと満たせていなかったのか、承認されていない案件があって承認率が95%を下回っている。信頼度が高い人(95%以上の人)しか回答権のないアンケートからはじかれる
・承認された案件のタイトルが実績一覧に出るのが恥ずかしい。年齢や趣味などが知られてしまう。例えば「大便を漏らしたことがある方の体験談を募集します!」なんていうのに答えたらそれが表示されてしまうわけで……
・ 「このキーワードで検索したら上から何番目にどんなサイトが表示されるか教えてください」系のは件数が多くめんどくさいわりに5円とかで虚無る
・タスク以外だとゆっくり解説、ずんだもん解説の台本はやりたいしできると思うけど「継続して3日に1回納品できる人」みたいな募集が多いので締め切りを守れる保証がなく断念
実家暮らしだから親に草むしりを頼まれるとかペットが急に具合悪くなるとかあるし……単発でコンペ形式だったらいいのに
・どうせPCに貼り付かなきゃいけない+微々たる金額しかもらえないなら魂を売りインプレ稼ぎかアフィブログかファンボックスかnoteの方がいいんじゃないだろうかという気がしてくる
・スパチャみたいなのがもっと普及すればいいのに ファンボックスでサブスク契約して月額500円で支援して投稿者は毎月更新とかじゃなくて「おっ!こいつのSSええやん!50円やるわ!」 「お前のツイート役に立ったで!ほい300円!」みたいな……単発作にポッと金やるみたいな……はあ……
ゲームなら参加する前から選択の主体が存在するので「ガチャ」は存在するが
まあするヤツはしてるんじゃない
https://bunshun.jp/articles/-/43892
「有岡担ボコボコにした」ジャニーズファン女性(28)2度目の逮捕《やり過ぎの関ジャニ動画撮影の中身》
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230929-OYT1T50324/
羽生結弦さん応援サイト運営の女、名誉棄損で書類送検…手芸趣味の女性を衣装制作者と誤認し中傷か
https://www.oricon.co.jp/news/2157967/full/
元AKB48でタレントの川崎希(32)が20日、公式ブログを更新。インターネット掲示板に自身や家族に対する誹謗中傷した投稿者である2人の女性が書類送検された件について、2人が深く反省している点などから、今回の刑事告訴を取り下げることを報告した。
もう人生の折り返し点をすぎて久しい。目を通す文字は、仕事の書類ばかりとなった昨今。
でも小学校高学年から中学生にかけての頃に、文学少女に憧れた時期があった。
書店の奥のほうにいっては新潮文庫コーナーで、適当に数冊手に取っては解説に目を通したりしていた。
生まれて初めて自分で買った詩集は、井上靖の詩集だった。小学校5年生か6年生の頃だと思う。
頁を開いたとき、これは詩なの?というのが最初の感想だった。普通に文章だったからだ。
調べてみると、井上靖の詩は、散文詩という形式らしい。なにが自分の知っている詩と違うのだろうというところで
「韻」という言葉もその時初めて知った。
井上靖の詩集を手に取ったのは、国語の教科書に載っている著者の本でなるべく読みやすそうなものを探したからだった。
というわけで、あすなろ物語のついでに手にしたのが、人生最初の詩集だった。
小中学生の頃、国語の授業で、詩や短歌に少し関心をもった私は、韻を踏む、という作法が苦手だった。
季語などルールがあったり、韻で楽しめなければならない、みたいなものが短歌や俳句だとすると、ちょっと縁がないなと。
特に覚えているのは、中学校の時習った在原業平の短歌に、かきつばたを詠みこんだものがあるが、韻だけでなく、言葉のニュアンスにいろいろな仕掛けを作らないと詩として成立しないのかと思うと到底自分には向いてないジャンルだった。しかし、そうはいっても、短い言葉で何かを表現してみたいという思いは消えず、ひそかに詩集をつくって引き出しの奥底にいれていた。
幼少の頃、川辺の石段の下で手を洗っているとき不意に石鹸が手元を離れ、深みに落ちていったという情景の詩があった。その喪失感をその後の人生でも刻まれているという内容だった。これなら自分でも書けるかもしれない、と思った。
自分の世界の表現の仕方や詩の味わい方を学べたのも井上靖の詩の影響が大きかった。
例えば、雪という詩がある。
雪
―― 雪が降って来た。
―― 鉛筆の字が濃くなった。
こういう二行の少年の詩を読んだことがある。
みつけた詩だ。雪が降って来ると、
私はいつもこの詩のことを思い出す。
中学生の私は、なるほどと思った。
詩というのは、雪が降って鉛筆の字が濃くなったという描写やその言葉のなかにあるのではなくて、物語は書かれてない背景のなかにあるのだなと。
鉛筆の字という描写だけだったら、だから何?という感想しかない。しかし、鉛筆を持つ誰かの表情を想像し、その背景を想像して足してあげることで一枚の絵になる。
当時、大好きだった先輩が「友情」を読んで感動したといっていたので、友情ともう一冊詩集を手に取った。その後しばらくして、私の失言が原因で先輩は私からフェイドアウトしていった(つまりフラれた)ので文学をダシに先輩と仲良くなろうという作戦は失敗した。しかし、武者小路実篤の詩はそんな私をなぐさめる言葉にあふれていた。
いじけて 他人にすかれるよりは 欠伸(あくび)して他人に嫌われる也 夏の日。 嫌う奴には嫌われて わかる人にはわかってもらえる 気らくさ。
ほどなくして、種田山頭火という自由律俳句というジャンルを知った。
山頭火は面白い。普通の俳句じゃないところがいい。規律から解放されるってすばらしいことだと。
定型詩嫌いな私にとっては、ある意味で、俳句短歌のエントリーポイントとなって、
しかし俳句は、季語の煩わしさにどうしてもなじめず、自分には遠い世界のままだった。
いつしか手にしていたのは、興津要の解説する江戸川柳 誹風柳多留だった。古典落語にはまり始めた時期だった。
剣菱という酒を飲むことを江戸時代の人が剣菱る(けんびる)と言っていた、など、現代の言語感覚と近い、興味深いことがいろいろと書かれていた。
その後は巴毎晩組み敷かれ
木曽義仲の元を離れ、和田義盛に見初められ身柄を預けられた巴御前、ネトラレ系の元祖ともいうべき味わい。思春期の私はこうした江戸時代の川柳で妄想たくましく想像し、手が動いた。五七五だったら、こっちの世界のほうが楽しい。
一方、短歌のほうは、というと、当時の朝日歌壇は毎週とても楽しみにしていた。
俵万智のサラダ記念日がベストセラーになったからというのとは全く関係なく、プロではなく、市井のいろいろな人が短歌を詠んでいるということが興味深かった。
例えば、こんな一首。
あさま山荘事件を起こした連合赤軍の幹部、坂口弘が収監中の東京拘置所から毎週のように短歌を朝日歌壇に投稿していた頃だ。
朝日歌壇では他にも穂村弘がいた。短歌の表現する世界の幅広さを朝日歌壇で知った。
風花って知っていますか
渡辺松男と太田美和は実社会で互いに関係があるわけではなく、それぞれの思いを歌に込めていたのだと思うけど、なぜか不思議と互いに呼応し合うものがあった。これは当時の歌壇をリアルにみていた人にしかわからないことだけど。雨の森や樹々など独特の世界観を表現する渡辺松男に対して、雨の日に部屋にこもれば憂鬱が発酵すると詠んだりする太田美和。
実生活で恋をしていた私は太田美和の言葉に自分を重ね合わせた。
でもこのころが私の文学少女期のおわりだった。
大学を卒業したものの、就職できずに苦しむ時期がやってきた。就職氷河期というやつだ。
生活が一変した。
書店で立ち寄るのは、奥の文庫コーナーではなく、店の前の新刊コーナーであり、資格取得のコーナーだった。
世の中からどんどんと取り残されてゆく焦りでいっぱりになっていた。
山頭火も武者小路実篤もへったくりもない、そんなことより面接と資格だ!という日々。
就職が決まってからは、病気になったら人生終わりだし、干されたら終わり。もう一歩先に、もう一歩とただひたすら走り、走らされる人生が始まった。
たまに思い出しては、現代短歌の最近の潮流を知りたくなって、枡野浩一の本を手に取ってみたりはしたものの、ピンとこなかった。
若い頃あれほど好きだった渡辺松男も改めて著作をみると作風が変わったのかと思うほど、何一つ言葉にくすぐられることなく、不感症になっていた。変わったのは自分のほうだ。
それから数十年、あるとき気が付くと、新しい家族が増え、家が建ち、旅行などしている。
そういえば何十年も詩や短歌を目にしていない。寺山修司の本は引っ越しのどさくさでどこかにいってしまっていた。
思春期のことを遠く思い出すようになった。実家の部屋の引き出しにはまだヘンな自作ポエム集が眠ってるはずだ・・。自分が死ぬ前にはなんとしても奪取してこないといけない。
中年になっていいかげん自分の限界を悟って、ふっと一息いれた、という形だ。
―― 雪が降って来た。
―― 鉛筆の字が濃くなった。
この二行の子供の詩を、何十年も経って思い出す井上靖の感覚がとてもよくわかるようになった。
これは人生の楽しみを食に見出して、ワインをたしなむようになってから思ったことでもある。
詩を楽しむということとワインを楽しむことには、ひとつ共通点がある。
どちらもウンチク語ってめんどくさい奴がいる、という意味じゃない。
鉛筆の字が濃くなる、という情景として、勤勉で真摯な子供の姿を思い浮かべる、という
文として書かれていることと、書かれていない想像の背景の補完的な関係は、ワインと食事、一緒に食事するひととの関係によく似ている。
ワインの味や香りは、それだけで勿論、それぞれのワインに特徴があるし、品種やビンテージ、気候土壌などさまざまな情報がある。
しかしワインのおいしさを決めるのはそれだけではない。過去に飲んだ記憶とか、一緒に食べているもの、そしてそのときの話題、体調などに大きく左右される。
水だって同じことで、喉が渇いているときの一杯と会議中にやり込められているときの一杯は全然違うはずだ。
マリアージュという言葉があるように、ワインは一種の調味料として機能するため、食べ合わせは重要だ。
ブラインドで呑むワインはどんな高級ワインだろうが、初見のワインでしかない。ワインの特徴まではわかってもそこまでだ。
逆に偽の情報を表現豊かに補完してしまえば、コンビニで販売しているワインを高級ワインと偽って出してもたいていの者には気が付かれないだろう。
ワインを色やら香り、余韻など物理的に因数分解した表現ができても、美味しさは客観的な規律として表現することはできない。
詩も同じだと思う。規律ばかりを語るひとがあまりにも多い。本居宣長には悪いけれど、歌をつくるのは道だとしても楽しむのは道じゃないと思うんだよね。
井上靖が「小学校の教室という教室で、子供たちの書く鉛筆の字が濃くなりつつあるのだ、と。この思いはちょっと類のないほど豊饒で冷厳だ。」というとき、井上靖にとってその詩に初めて出会ってからの何十年間が効いてくる。井上靖は詩は規律ではなく、詩との出会い方だと教えてくれた人だ。
その情景を自分のなかでセットできるかどうかは、鑑賞眼の問題ではない。
どちらかというと、そのような情景がセットされてしまう、長年の思いの蓄積、その詩と出会ったときのメンタル、いわば偶然の力だと思う。
渡辺松男と太田美和が並んで歌壇に掲載されていたあの空気感にしても、あのとき限りのものだったのだろう。
失恋をして武者小路実篤の詩に慰めれられた思い出もそう。まさに一期一会。
そのときに自分が置かれれる状況やそれまでの経験によっては、詩に対して、鈍感になることだってあるのだ。
ところで、先日、Yahooの芸能ニュースをみていたら、TBSのプレバトというバラエティー番組で、俳句を競う企画があって、ある芸人が俳句の先生から5点と酷評されたと報じていた。
消しゴムが 白き水面に ボウフラを
というもの。作者は「頑張って勉強して、消しゴムを何回も消すと、消しカスがたくさん出る。それが白いノートにたくさん積もっていると、ボウフラのように見えるという句です」と意味を説明したものの、腹が立つ、とまで評者先生にののしられている。
ちょっと間抜けた感じはするものの、正直、なんでそこまで素人の俳句が酷評されなければならないか理解できなかった。だが、番組の演出・脚本としてはそれがオチなのだろう。
演出もさることながら、これは、他の出演者の俳句が以下のようなものだったことも影響しているように思えた。
虹の下 クレヨンの箱 踊り出す
天王山 黒ずむ袖に 薄暑光
薫風や 隣の君と 教科書を
こんなふうに優等生を気取った俳句がずらりと来たら、それは「お約束」として、こき下ろすしかないのかもしれない。
バラエティー番組のなかで俳句を味わうということはつまり、こういうことなのだ。その芸人に対するイメージで作品のクオリティが補完されてしまうのだ。
しかし、この句が仮にお笑い芸人ではなく、どこかの学校の児童生徒が作ったものであったとしたらどうだろう。
消しゴムをかける姿は、情景としては授業中であることを示唆している。5月の番組で文房具だからまだ気持ちはフレッシュだ。だけどがんばろうという気持ちは長続きしない時期でもある。
ぼうふらにみえるほど消しゴムをかけるくらいだから、授業中、何度も消していて、その間、ノートをとる手が止まることになっただろう。
それでも授業はお構いなしに進んでいく。溜まってゆく消しごむのカスからは、授業についていく焦りとともに、生徒のひたむきさ、間違って消すことが多い生徒のどんくささも垣間見られる。
いいかげん疲れたかもしれない。めんどくさいと思ったかもしれない。
一方で白い水面(ノートの隠喩)は、清潔さや純粋さを象徴している。
ふと手を止めた瞬間に、そこにボウフラがいるようにみえた、というのは、一瞬立ち止まってボウフラ?などとくだらないことを想像してしまった自分の不純さや切れた集中力で抜けてしまった気力(投げ槍感)との鋭い対比となっている。
と、このように解釈すれば、俳句としてむしろ「ボウフラを」で間抜けた形で止めた意味が出てくる。そこから先は、苦笑いなのだ。
ボウフラを季語と認めるかどうかはわからない。しかし、純粋に詩としてみれば、消しゴムとボウフラという組み合わせは非常にユニークだ。
また、どんくさいもの、弱者がボウフラというノート上のより小さい存在に視線をフォーカスする、という手法は小林一茶の方法とも通じるところがある。
番組の評者は、この芸人の俳句を酷評したうえ、次のような添削をしたという。
夏休みかよ。口論の途中で勝手に話の前提を変えられたときのような不快感を覚える添削だった。消しかすって文房具じゃないし。
しかし、誰しも詩に対して鈍感になる、そういうことはある。端的にあれバラエティ番組だからね。
ただ、私の場合、やっぱり俳句には縁遠いのだろうと思った。俳句がメインのカルチャーであろうとする、優等生を選ぼうとする、そのいやらしさも嫌だ。上品そうな季語を競うかのような世界は一種のルッキズムだ。夏休みとかいって勝手におめかしさせようとするんじゃねーよ。
そういうところがまさに、かつて私が川柳などのサブカルに引き寄せられるひとつの動機だった。ボウフラにシンパシーを感じる感受性は恐らくはかつて親しんでいた落語や川柳で身につけたものだろうから、ゆりやんの一句を悪くないと思うのは邪心かもしれない。そもそも番組ADがテキトーにつくりましたってオチかもしれないんだけどね。