はてなキーワード: ラスト・タンゴ・イン・パリとは
浅野忠信と二階堂ふみの『私の男』を見た。かなり良かった。ラスト・タンゴ・イン・パリの日本バージョンみたいに思えた。オッサンと少女の恋愛というわけで、『レオン』でもいいけど、定番なのかなと思う。映画の文学性って、オッサンと少女をいうのが多いなと最近気づいた。それで、女の人の観客には何がウケたのかというと、『アナと雪の女王』しか思い浮かばなく、主題から性性がなくなちゃったほうがウケるのかと思った。
オッサンと少女の映画は、まず少女役がかわいくてエロいということが第一で、ストーリーやプロットなどは二の次で、正直言ってどうでもいい。あり得ない設定でもいい。少女が男をわかっていて、色欲や弱さをわかっていて、少女のエロさとオッサンの弱さが描かれているというのがいい。映像がきれいであることが第一で、環境映像やCMやコントの連続だと思えばいい。ひとつのシーンで、すごいエロいなあというのが20分くらいあって、あとに続くシーンが何の脈絡もなくてもいい。
自分は、町山智浩さんの映画解説が大好きなんだけど、自分のこういう恋愛映画の見方をどう思うか、映画が社会に訴えてくるものをほとんど無視して、映像がきれいかどうかだけを見ているという見方をどう思うか、町山さんならどういう話をしてくれるのか、聞いてみたいなあと思う。