はてなキーワード: デイヴィッド・ロッジとは
「日本語の文法に則りシンプルで誤解の生まれにくい文章を書くことは高校国語レベルの知識で可能で、その点村上春樹は文章のプロとしてできて当たり前のことをやっているに過ぎない」
あのね、この時点で完全に間違いなの。
平易な短文を積み重ねて、子供の作文じみたものにせずに、大人の鑑賞に耐えうる文章にするっていうのが、どれだけ難易度高いかわかってない。
一度自分でやってみ。ほぼ間違いなく読むに耐えない文章になるから。
こういう「一見、子供の作文みたいだけど実は」っていう文体を最初に発明したのはヘミングウェイなので、増田は一回ヘミングウェイの初期短編を味読するとよい。できれば原文で。
ヘミングウェイの文体はチャンドラー経由で村上春樹にも入ってる。
文章における技術とは、小説における技術とは何か、両者の関係とはいかなるものか、については以下の本でも読んで自分で考えてください。
デイヴィッド・ロッジ『小説の技巧』