悟空「ベジータ!見てみ!この銅線、めっちゃ太くて硬いぞ!これで新しい技を開発できるかも!」
ベジータ「…ふっ、貴様のような下級戦士がそんなもので何ができるというのだ。そもそも、なぜ盗んでいる?」
悟空「だって、カリン様があの世で見た夢で、こんな太い銅線で修行したら強くなれるって教えてくれたんだもん!」
ベジータ「カリン様は一体何を言っているのだ。そんなもので修行などできるわけがない。それに、盗むのは良くないことだろう」
悟空「えー、でも、ちょっとぐらいならいいじゃん。だって、誰も困らないし」
ベジータ(…困らないはずがない。これは盗みだ。)「貴様は本当に考えが甘い。盗むことは犯罪であり、許されることではない」
ベジータ「カリン様は貴様の甘さを心配しているのだ。こんなことをしていれば、いつか必ず痛い目に合う」
悟空「へへ、まあいいか。とにかく、これでオレはもっと強くなるぞ!」
ベジータ(…このままでは埒があかない。)「ならば、私が始末してやる。この世からいなくなれば、もうこんな愚行はできない」
(悟空とベジータは、銅線を巡って激しいバトルを繰り広げる…)
ブルマ「悟空!ベジータ!何してるの!?この銅線、どこから持ってきたの!?」
悟空「あ、ブルマ!これ、カリン様が教えてくれた修行道具なんだ!」
ベジータ(…この女には言えない。)「…ふっ、くだらぬ。そんなことより、新しいカプセルコーポレーションの製品の開発に集中すべきだ」
ブルマ「新しい製品!?それはいいけど、この銅線は盗んだんでしょ!?警察に連絡するわよ!」
ベジータ(…しまった。)「…待て、ブルマ。これは誤解だ。私が全てやったことだ」
ベジータ「…っ、クッソー!…とにかく、この銅線は私が処分する。もう二度とこんなことはしない」
【後日、警察署】
ベジータ「…ふっ、結局、私が責任を取ることになったか。だが、これで悟空は無事だ」
警察官「ベジータ様、ご協力ありがとうございます。今回の件は、厳重に処分いたします」
ベジータ(…これで、一件落着か。)
ベジータ「…っ、うるさい。もう二度とこんなことはするな」
悟空「うん!わかった!」