ルッキズムが辛い人、学会に行ってみるのはどうだろう。宗教の方じゃなくて学術発表の方。
学会は云わばある学問分野のオタクの祭である。そこには容姿が優れた人なんてほとんどいない。外見に気を遣っている人も多くない。一般社会ではヤバい奴扱いされそうなタイプもそれなりにいる。
でも彼らの多くはそれぞれの専門分野で世界トップクラスで、だからこそ研究者をやれている。そこでは容姿にはなんの価値もない。重要なのは研究内容だ。外見がどうだって、研究への熱意と成果があれば認められる。
外見に全く努力していない人達が、好きなことを楽しそうに語り合っている姿を見ることができるだろう。好きなものがあり、1つの研究を成したという自負があれば、外見なんて取るに足らないことになる。
こういう世界もあるということが分かれば、少しはルッキズムに苦しむ君の救いになるのではないだろうか。
彼らは賢いからだ、と思う人もいるかもしれない。勿論化け物のように賢い人もいる。だがそうでなくても良い研究はできる。より重要なのは熱意と地道な努力だ。あとは運。
どうやって学会に行くのか。学会にいる人はほぼみんなその分野の研究者か学生だけど、一般人でも参加できる学会はたくさんある。
〇〇学って名前のものに会を付けて検索してみよう。あんまり大きい学会は参加費が高いかもしれない。大学の講義名になっていそうな〇〇××学あたりが行きやすいかも。近くで開催されるものを探すのは少し大変かもしれないが、各県でなにかしらは開かれているはずだ。
学会を一つの例にしたが、つまり世界には容姿が価値を持たない場もあるということだ。君の好きなもの、容姿よりも価値あるもの、それがルッキズムからの卒業を助けてくれると信じている。
分野にもよるんだろうけど、ツンツンのキレキレのガチで見た目を気にしないような研究者は、それほど学会に出てこない気がする。 活動するのは主にジャーナルの上、せいぜいで研究...