あるアスリートが苦手。現役時代からだから、イラつきだして20年になるかな。SNSとかミュートにしているんだけど、それでもたまに視界に入ってきてしまう。
現役時代はその競技で大活躍。引退後は言い切り型のビジネスフレーズを連発してそっち方面で大人気。メディア受けも良いし、売り出し方というかブランディングが上手いなと思う。
現役時代からなぜこんなに苦手なのかうっすらと思いを巡らせてみたら気がついた。言葉の一つ一つが薄っぺらいんだ。
ビジネス関連の自己啓発で当たり前のことをもっともらしく言うんだけど、それって毎回、小学生でも分かりそうなこと。それこそ「決して息を止め続けない、息をし続けること、さもないと窒息死してしまうのだから。」みたいな、某若手政治家を揶揄するネットミームに近いものがある。
もちろんスポーツ関連の発言はすごく良いんだよね。現役時代から割と革新的に感じる。でもそれ以外の分野についてはムズムズするというか、「それしかやってこなかったんだな」とか、「狭い世界に長く居すぎたのかな」とか思ってしまう。
元々が超一流アスリートだから、そういった格言が好きな層にはすごく刺さるんだろうな。私もそういう偶像崇拝の対象を見つけられると幸せなのかな。
もちろん何の恨みもないんだけど、なんか嫌いでごめんなさい。ここに書いて供養する。
為末か?