2023-12-10

から好かれる能力

から好かれやすい人と、好かれにくい人がいる。

好かれやすさというのも、一種能力だ。

この能力がどんな時に力を発揮するかというと、

他人からの援助を引き出す時に力を発揮する。

から好かれる人は、あの人の助けになりたいと他人に思わせることで、他人の援助を引き出すことができる。

なのでこれは、他人の援助を引き出す能力だと言い換えることができる。


この能力特に高いのは、赤ん坊だ。

赤ん坊危機さらされると、周囲の大人はみな助けたいと思う。

これは人間が生まれつきそのようにプログラムされている結果なのだが、

とはいえ、これもある種の能力だと捉えることができる。

赤ん坊の姿をしていること自体が、他人の援助を引き出すための一種能力なのだ


大抵の赤ん坊は周囲から好かれるが、

その段階を過ぎると、好かれやすい人と好かれにくい人に分かれてくる。

これはその人の性格によって決まるところが大きく、

成人する頃になると好かれやすさは大体固まってしまう。

成人後に性格を変えるのが難しいように、人から好かれない人が成人後に好かれるようになるのはだいぶ難しい。


なので、もし人から好かれたければ子供のうちにどうにかしないといけないのだが、

どのようにすれば好かれるかは明確に分かっておらず、

子供自身自力で好かれるための努力をするのも困難だ。

なので成人後に他人から好かれるかどうかは、かなりの部分が運によって決まるといっていい。


問題は、運によって決まったその能力が、

困難にぶち当たった時の生存能力に直結してくることだ。

他人から好かれなくても、別の能力が高ければ、それを頼りに生きていくことも可能だが、

会社倒産精神疾患などでどうにもならなくなった時、

他人の援助を引き出せるかどうかが、幼少期の運によって身に着いた能力で決まってしまう。

あるいは、好かれる能力も、それ以外の能力も全部低い人間はどうにもならない。


よく、真の弱者は助けたくなるような姿をしていないというが、

これはまさに、人から好かれる能力の低い人間のことだと思う。

どうすればその能力を伸ばせるのか、成人後にその能力を伸ばすことは可能なのか、もっと研究を進めるべきだと思う。

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