2023-11-21

緩和ケアが発達しすぎて増える医療訴訟

緩和ケアの発達により、末期がん患者の痛みやせん妄を抑えることはもちろん食欲や体重、すなわち体力まである程度のコントロール可能になった。

岩崎弥太郎が末期胃がんの痛みや苦しみにのたうち回って亡くなってから138年、大きな医学進歩であり、末期がん患者でありながら「最後に山に登りたい」「最後旅行に行きたい」「自宅で家族と過ごしたい」など、QOLを維持しながら最後時間を過ごせるようになった。

ただ、喜ばしいことばかりではない。

末期がん患者のご遺族などによる医療訴訟が増えているのである医療訴訟とまではいかなくとも医師説明に納得しないご遺族は多い。

治療をやめて緩和ケアのみに移ると、抗がん剤副反応も抜け、薬によって痛みやせん妄もなく、食欲が低下していないことから患者さんや家族は「まるで治ったみたい」「もしかしてこのままよくなるのでは」と考えてしまうのである

しかし、その間にも癌は進行を続けておりモータルな状況に達すると突然意識不明となりそのまま亡くなるのである。ここ最近のがん患者意識急変→永眠までのスピード最後まで積極的治療を行う小児患者や若年患者を除くと恐ろしくあっという間である

このことは患者とその家族に繰り返し伝えているのだが、納得されずに調査希望したり訴訟を起こされるケースも多い。

  • じゃあ私はワクチン陰謀論を吹き込むね

  • 関係ないけど、岩崎弥太郎やナポレオンみたいな人間が中年あたりで胃がんで死んでるのって病気の前では人は平等って感じ

  • ピンピンコロリってやつじゃんw 医者も最初から「これやると、ピンピンコロリになりますよ」って家族に説明しとけばいいやんw

  • 後ろめたいことがないなら裁判怖くないだろ 訴訟を嫌がるのは何か隠していることがあるからじゃないのか?

    • 訴訟までいったら日常の仕事どころじゃなくなるんだよ。後ろめたさ無い分面倒くささMAX。ご本人とはいい関係つくれてたらやるせなさばかり募る。

      • これなー。 だいたいろくに見舞いにも来なかった遺族ほど大騒ぎしたりする。

  • ここ最近のがん患者の意識急変→永眠までのスピードは…恐ろしくあっという間である。 これはがん患者でもピンピンコロリが実現された世界ってこと? すげーいいじゃん

  • 唐突に死ねるのか、それはうれしい 癌再発で悪化したら緩和行き予定なので情報ありがたいです。サンキュー!

  • 高齢者のがんは進行が遅いのが普通だと思うからでは

  • 緩和ケア以降の同意書を書くプロセスがあった方がいいのでは

    • 騒ぐのは遺族だから本人の同意の問題じゃないのよ。 どれほどご本人が納得し自ら選択した道であろうと、頭のおかしい遺族は医者が洗脳したとか同意書は偽造だとか言い出す。 ただそ...

  • 「がん-4000年の歴史」の初期の化学療法で良くなったと思ったら耐性ついた癌によってしばらくたって急変して死ぬって描写何回も出てきたから化学療法そのものをやめればそうなるやろ...

  • 医療って闇が深すぎンゴねぇ・・・ せめて仏様の方々が幸せに逝けますように 合掌

  • 医療機関が自主的にする院内調査は、最低だ 厚労省は医療事故調査機関を設けているが、自らその機関に報告する医療機関なんかまずない そして患者からは調査請求ができないんだから...

  • 遺族馬鹿すぎ問題

  • 何で医者や介護関係者って訴訟を毛嫌いするんだ?生物だからと治療が失敗するのは受け入れているように、客商売だからたまに訴訟もあると考えて、必要コストと割り切って保険と弁...

    • そら医者は自身のキャリアに医療ミスっつー割と深い傷が付くし介護も事業所の信用がだいぶ揺らぐし どこも嫌悪するわな

    • 毛嫌いするのと外注するのは相反しないのに何言ってんだ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん