2023-10-09

地下鉄の車内広告で、乗客マナー啓発についてのがあって。

歩きスマホ危ないな」って思って他の客を見てる客が、ドアぎわに立ってて、また別の客から「そこ邪魔だな」と思われてて、そいつもまた別の客から何かで「迷惑だな」って思われてて…みたいな構成で、

席譲らない、邪魔荷物イヤホン音漏れ、おしゃべり…その辺の“迷惑行為”を「お前も気づかずにやってるかもよ」と訴えるものだった。

いろいろ他人に気遣って電車乗れよ、というわけ。

で、思ったんだけど、まるで逆なんだよな…

今の時代必要なのは他人への気遣いじゃなくて“許し”、寛容さじゃないかと思うんよ。あるいは“諦め”と言ってもいい。

こうやって迷惑行為の定義をどんどん広げてがんじがらめにして、お互いに監視させ合うような社会って最悪でしょ? どうせマナー守らない客なんて出てくるし、そもそも人にはいろんな事情がある。やむを得ないマナー破りだってあるでしょ。

たかだか車内マナーを守ったくらいで“何でも殴っていい正義棍棒”を得た気になるのもおかしいしね。

マナー啓発という名で他人の粗探しを煽り無用憎悪を醸成しようとしてるほどにまで感じられた。

  • そうそう、東京人のくせによくそのことに気がついたね 田舎者の我々はみんなすでに気がついていたよそんなことは

    • 俺も大阪出身のおのぼりさんなんやけど、いつのまにか東京に染まってたんか…

  • 人件費のコストカットによる負担を客に要求しているのだ エスカレーターの「立ち止まれ歩くな2列で乗れ」と同じだ、メンテナンスコスト=人件費だからな

    • 不寛容を煽る方が結果無用な(そして致命的な)衝突が増えて、駅員の仕事も増える気がするけど

  • 俺たちは気を抜くと「隣り組」を結成して周りの人達が贅沢をしていないか血眼になって探し出そうとするし、内輪のルールや謎マナーを作り出して学級会を開こうとする。 不寛容にな...

    • 不寛容の才能ってのはその通りや思いますけど、 だからこそ寛容が訴えられてほしいかなー タテマエの急先鋒であるべきの公共広告が不寛容煽るってのがね… おっしゃるように貧しさ...

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