そんで、パレードでは女子で作った即席のカラーガード隊が小さな旗持って踊り、6年生の男子7、8人で作ったカラーガード隊がでかい旗持ってそれを回したらしながら先頭を歩くわけ。
俺は小さい頃からそれに憧れたから、募集があった時にすぐ手を挙げたわけ。陰キャだったけど勇気を出してね。
そんで周り見たら、俺と同じような陰キャが数人手を挙げてた。人数的にはちょうどぴったりくらい。
そしたら学年主任が苦笑いして「もっと他にやりたい奴はいないのか?毎年カラーガードはすごい人気なんだぞ!」と繰り返すわけ。
人数的にはぴったりで、他に誰も手を挙げないのに教師たちは一向に決定しようとしない。
ついに痺れを切らした教師が「〇〇!お前も立候補な!〇〇!お前もだ!」とか言って、次々と地元サッカークラブで活躍してたり毎年リレーのアンカーに選ばれるようなイケメン陽キャ集団を指名するわけ。
そいつらは「えー!いやだ!面倒くさい!やりたくない!」って嫌がるんだけど、教師は「お前ら立候補決定!」とか言うわけ。
そんで立候補者が決まると「よし!じゃあカラーガード隊は…〇〇!〇〇!〇〇!…」とか言って、自分が強制的に立候補させた奴らをカラーガードのメンバーに選んで行った。
俺含め当初立候補してた奴らは誰も選ばれなかった。
そんで運動会当日、マーチングのカラーガード隊はやっぱりかっこよかった。家に帰った後に母親から「あれ私の時もあったんだよ!かっこよかったね!あんたもやればよかったのに!」と言われた。
泣いた。
学校の行事なんていじめっ子の文化だよ気にするな
嘘松乙
マーチングのカラーガードはなかったけど、俺が赴任した小学校では指揮者があった。 普通に立候補した男子を指揮者に決めたんだけど、校長から「あの子じゃパッとしなくない?」み...