勤務中、デッカい虫が出て女性社員達が悲鳴をあげて逃げまどい、キャーキャーキャーキャーうるさくて仕事にならなかったからティッシュでガッと捕まえてゴミ箱に捨てた。
「すごいね!」
「ありがと〜!」
あまり人から感謝されることのない私はその言葉が嬉しくて嬉しくて、その日は帰り道も夕食のときも湯船につかるときもベッドに入るときも、「良い事したなぁ」と噛み締めて、ホクホクとした気持ちになった。
しかし、私はその日から、職場で「虫を殺せる女」に"""成り下がって"""しまった。
給湯室のゴミまとめ、
休憩室の掃除、
その他諸々
今まで女性社員達で仲良く仲良くみんなでやっていた雑用を私1人に押しつけられるようになった。
多分、「デカい虫を殺せる女は汚い仕事も任せても平気だろう」みたいな感じ。
最近ツイッターで「BBQではヤンキー達は後片付けしない。後片付けした奴が"下っ端"扱いされるようになる。」みたいなツイートを読んだが、私がデカい虫を殺したという行為はそれに近いと思う。
何が怖いって、押しつけられた雑用こなすと女性社員達は「ありがと〜!」って言うんだよね。
同じ女だから分かるけど、この「ありがとう」は感謝ではなく、私が雑用を押しつけられていることを上にチクったときの"アリバイ作り"、"無実の証明"のための「ありがとう」なわけ。
他の女性達みたいにキャーキャー逃げ惑おう。
そんなもん無視無視!
にゃんこみたいに殺した虫を見せつけて「褒めて?」って言ってまわるのはどうか
え、普通に他の女にやるせるか放置すれば良いじゃん。勝手にやっちゃうから雑魚なんだよ。
たぶん「虫」が原因でそうなってると思ってる点が本当の原因じゃないかなあ…