初期のTwitterは収益化なんて到底無理なサービスで人気を博した。
そりゃそうだ。余計な広告を挟まず、基本的には知り合いと交流しつつそれ以外の広い世界とも自分の意思で関われる。素晴らしいサービスだった。
投資家の投じた金を食い潰しながらここまで生き残ったのは奇跡と言えるほどのサービスだ。
でも規模拡大するにつれ収益化出来ないことが呪縛になっていった。
最終的にはユーザーの反発を受けながら広告を捻じ込んだりしたものの根本的な解決には至らないまま、迂闊に手を出したイーロンマスクに全ての責任を押しつけて旧経営陣は逃亡した。
そりゃそうだ。このままどれだけ頑張っても真っ当に収益化出来る目処なんか立たないんだから。
しかしながら、一度初期のTwitterを味わった人達はその甘美さを忘れられない。
イーロンマスクにTwitterがグチャグチャにされても、模倣サービスがいくら立ち上がっても、「あの頃の甘美なTwitter界隈」を求めて愚痴を吐き続けるし、漸減するTwitter界隈にとどまり続けるだろう。
そして、彼らの吐く愚痴に汚染されて模倣サービスは悉く腐っていくだろう。
今後のショートテキストSNS業界の展望としては、規模の小さなTwitterフォロワーが乱立する中、Twitter改めXが腐りながら最大規模を維持し続け、業界全体としては萎んでいくんじゃないかと思う。