あくまでも、目くそと鼻くそだったら目くその方がマシだよねとか、五十歩百歩には2倍の差があるよねという話ですが。
自分が清潔・周辺環境が不潔と考えた場合(ここでいう「清潔」「不潔」は、フラグ管理の一種と考えてください。)、マスクの内側は清潔空間にしか触れていないと見做せます。顎は不潔空間に接触しているので、マスクの内側が顎に触れるとマスクの内側が不潔になります。
肘マスクの場合、マスクの内側同士を向かい合わせて折るので、マスクの内側(清潔)はマスクの内側(清潔)としか接しません。また、マスクの外側(不潔)が周辺の不潔な人や物に接触しても、それは不潔同士の接触なので問題ありません。
自分が不潔(感染者)、周辺環境が清潔と考えた場合、顎マスクは顎=清潔面にマスクの内側=不潔面を擦り付けるので、その後マスクを着け直しても、不潔になった顎から周囲を汚染します。
肘マスクの場合、マスク内側(不潔)同士を向かい合わせるので、人々が接触するのはあくまでもマスクの外側(清潔)です。その後の着け直しは不潔な口に不潔なマスクを着けるだけなので問題ありません。
といっても、肘マスクならマスク内側はマスク内側としか触れないというのはかなり大雑把な見方で、実際はマスク内側も外気に触れるので、そのタイミングで汚染は発生する。
そもそも一般の不織布マスク自体、フィルター外が不潔なら中も不潔になる代物でもあり100%ではない。
つまり、上で言った清潔不潔は医療レベルではなく、せいぜい「ちょっと不潔」と「すごく不潔」くらいの話。オペ看が肘マスクしてたら手術室からは叩き出されます。
ただ、所詮不織布マスクはスイスチーズの1枚に過ぎないので、日常生活では、無いよりマシという考えで運用してもまぁ無いよりマシ。