https://mukokuseki-ch.com/2017/08/04/post-1623/
キナイ・ユキが助けた赤ん坊を人魚ロミアと一緒に育てればハッピーエンドだったんじゃ?
「自分だけ幸せになることはできない」と謎の自己犠牲心を抱いた意味が分からない
キナイ・ユキが赤ん坊を助けた時点で、村の人達は人魚とキナイ・ユキとその赤ん坊を忌避している状態
だから、キナイ・ユキがロミアと幸せになる選択を捨てようが捨てまいが、赤ん坊は(少なくとも村中の忌避感が収まるまでは)村から離れて暮らす必要がある
じゃあロミアと幸せになる選択肢と、赤ん坊を見捨てずに育てる選択肢の両方を取ればいいじゃん
でも、キナイ・ユキにロミアと幸せになることを諦める選択肢を取られるよりはマシだと思う
ロミアが「そんな赤ん坊捨てなさいよ」って言うような性格だとは思えないし
仮にキナイ・ユキが「このままロミアと居続けたら、赤ん坊が成長したとき、自分と同じように村の人から忌避されるかも」と思っているなら的外れ
実際、成長した赤ん坊(キナイ(キナイ・ユキの血の繋がっていない孫)の母親)はキナイ・ユキが死ぬまで結婚できないほど村から忌避されてたわけだし
キナイも村に伝わる人魚伝説を気にして、村の人と距離を置いてるようだし(てかこれは人魚伝説を風化させずに伝承しちゃってるキナイの母のせいじゃん)
上2つのは結果論ではあるけど、少し考えれば「村から忌避されてる自分が育てた赤ん坊も、同様に村から忌避されるかも」と考えられるでしょう
そんなわけで、キナイ・ユキは謎の自己犠牲心を働かせてロミアと幸せにならない選択を取ったせいで、単にロミアを数十年待たせることになっただけという話
心のどこかで村から忌避されることにうんざりして、村の人が送っているような普通の生活を夢見てて、ロミアと離れて村で子育てしたかっただけなんじゃ?