生まれつき身体が女性の人が性適合手術を受けてトランス男性としてスポーツに参加する場合も様々な問題がある。
性適合手術済みのトランスジェンダーは基本的にホルモン治療を行う。
トランス女性は女性ホルモンを注射し、トランス男性は男性ホルモンを注射する。
男性ホルモンを増やすことによってより強い筋力、より強い筋量を得られることがわかっている。
身体が女性である男性は当然だが男性ホルモンの分泌量が低いので筋力、筋量ともに劣る。
その時点でスポーツ的に大きなハンディキャップを抱えていると言える。
その治療のために外部から男性ホルモンを入れると今度はドーピングとして引っかかってしまう。
この逆のことがトランス女性が女性スポーツに参加することで起こっている。
「男性並みの男性ホルモンを持った女性が女性スポーツに参加する」ことは、
簡単に言ってしまえばナチュラルにドーピングしているのと変わりない。