ある漫画家さんが現在連載中の漫画の過去の単行本を、普段の1割以下の価格でセールしていた。
今セール中の本を全部買っても普段の単行本1冊の価格にも及ばないほどの超安売り。
むろん漫画家さんが自棄になっているのではない。
その証拠にセールの対象範囲は1巻から最新刊のちょっと前までで、最新刊とちょっと前の巻は通常通りの価格にしている。
圧倒的な安さで初見さんを引き込み、ストーリーがちょうどいいところでセールを終わらせ
「この続きが気になる人は通常価格の最新刊と今後の続刊も買ってね」というスタンスなのだろう。
そういう戦略があってのこととは分かるのだが、心情的には納得できない。
自分の中で、そういう投げ売りは昭和に連載され既に完結したような古い漫画の手法と思っているから。
また、自分が今まで最新刊が出たら応援の意味も込めてすぐに定価で買っていたのに、それを無下にされたとも感じた。
決定的だったのはこの価格設定を取扱い元や編集がゴリ押ししたのではなく、漫画家本人が積極的に行ったこと。(本人がTwitterで報告してた。)
作品が好きな気持ちよりも「自分が損をした」気持ちが上回ってしまうような読者は、忠誠心の高いファンとは言えないので、さっさと去るのが良い。作者としても厄介ファンが減るの...