今はブームが過ぎたというか定番化したけど、6,7年前頃にドクターマーチンがかなり流行った。アフィブログばっかみてるキモオタ中高生だったから「量産型www」とか小馬鹿にしつつ、実はかっこいいなとも思ったりもしていた。が、高校生の小遣いじゃ靴よりゲームの方が魅力的だったので買おうとは思わなかった。服装に無頓着な癖にパチモンを買うのはダサいといっちょ前に思っていたので、そういったものにも手を出さなかった。
大学に上がって少し使える金が増えて、憧れのドクターマーチンを買ってみた。足を絆創膏だらけにしながら履き慣らして、悦に入っていた。初めてのブーツはスニーカーより遥かに履き心地が悪く、エアソールの恩恵もよく分からなかったが、どこへ行くにも何となく気分が上がった。この頃から都心まで出てアテもなく長距離フラフラ歩き回るのが好きになった。
そんな感じで愛着がある靴だけど、いかんせん履くのが面倒で最近めっきりご無沙汰になっている。他にも沢山魅力的な靴を揃えて足が足りない状態だし。靴は履かれてこそ、なのでメルカリに流そうかずっと迷っているが、絆創膏から滲み出た血の染みた思い出の靴なのでなんとなく惜しい。
余談だけど、オタクが服装に興味を持つとファオタ化してマジで金がいくらあっても足りなくなる。自分は服も一応好きだけど、原点が靴でそれ偏重なので、ファッションというか身にまとう愛玩品の側面が強い気がするけど。
もっと前から流行ってる(定番)だが 歌にもあるくらいだが Blankey Jet City/DERRINGER(1998)