2022-12-18

知人に優しく他人に冷たい

これが世の中のスタンダードなのだろうと感じる。


私は「知人」という、家族恋人、仲の良い友人(片手ぐらいしかいない)ではなく他人でもない、そういうなんともいえない間柄の人間が心底苦手だ。初対面の、今後会う予定のなさそうな他人はわりと得意。


故に私は、初対面の他人には愛想良く優しい人間に見られるだろうし、困っている他人が目に入ると必要そうであれば声かけなどもする。

しかし、職場などでは困っている人(お客様は除く)を見ても、普段からわりと話しやすい人以外は見ぬふりをしてしまう。

あと、学生時代から集団への帰属意識というものがまったくないため、仲の良い一部の人以外の同じ集団に属する人間と、赤の他人は私にとって重要度が大差ない存在であり、知人であるという緊張感がないだけ他人の方がマシまである


こんな性格なので、友達といってもそこそこの距離感の子しかおらず、彼氏ができてはじめて家族以外の親密な存在を得た。


この彼氏が、別にまったくマイルドヤンキーでもなく、どうみてもかなりまともな人間であるのに、身内(知人)に優しく、赤の他人には冷たい態度をとる(別に店員さんに横柄とか、そういう問題行動があるわけではないが、なんというか私から見ると、身内にあれだけ優しいのに他人にはそっけないんだなという相対的なそっけなさ)のがすごく驚いた。


でも、彼のほうがよっぽど社会性もありまともに生きている人間なので、世の中のスタンダードはそっちなんだろうなあと興味深く彼を観察している。

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