「誰一人として人と怪人の命を救うために努力していない」中、
「人間も怪人も命の重さは地球以上、1gだって違いはない」とか言われても
「その思想を体現する存在が一人もいない」のが構造的な問題という感じはする。
3話まで視聴した。
この言葉、登場人物どころか、「作った製作者・監督・脚本家」すら、一切誰もが信じてないでしょ。
普通は、こういう話において、主人公がそれを信じられるキャラクターとして配置されるはずなんだけれど、その役割を果たしてくれない。
人間と怪人の命を救うために努力をしているポジションが配置されているはずなのだ。
例えば、「怪人だろうが人間だろうが必ず助ける、苦悩する医者」というような存在がいないのだ。
「逆らうやつは敵」
「気に入らないやつを屈服させたい」
「ひたすら怒る」
をやっているだけである。
これは本当に気持ち悪い。
「人の世に熱あれ 人間に光あれ」
と、視聴者が信じられる形で言ってくれる人がいない。
ひたすら引き裂かれた人間と怪人の争いが描かれるだけで、誰もそんなことを信じていないのだ。
主人公ですら信じていない。
主人公すら、そんなことを信じていない。
主人公が、もう全て諦めているのだ。
一体誰がこの物語を救うのか?
山本太郎や共産党の政治家の演説聞きにいけよ