2022-08-21

最後に家の電話の着信で受話器を取ったのがいつのことだったのか思い出せない。

自宅の電話にかかってくる電話なんてセールス電話相場は決まっているし、

もしも大事要件であれば携帯電話にかかってくるはずだし、

そもそも大事要件電話なんてものほとんどない。

ひょっとしたら、なんとか私と連絡を取れないものか?と必死の思いで自宅の電話コールしてくる人もいるかもしれないが、……まあそれはないか

ちなみに、これはまだ携帯電話が普及していない時代の話だが当時交通事故にあって瀕死状態であった家族と二人暮らしだった私が仕事にでかけていたとき、当然いくら自宅の電話電話しても誰も出ることがない。

こういうときには近所の交番のおまわりさんが連絡を取れる方法がないものかと私の自宅まで来て、隣近所に尋ねて回るのだ。

そのおかげで私は家族の死に目に合うことができた。

 

自宅の電話に出ないことを少し心配になるのはこの件があるからだろう。

しかし、まあ今の時代重要要件が自宅の電話にかかってくることは皆無だろうし、そもそも重要要件自体がないのだ。

孤独とはそういうことであると思う。

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