自宅の電話にかかってくる電話なんてセールスの電話と相場は決まっているし、
ひょっとしたら、なんとか私と連絡を取れないものか?と必死の思いで自宅の電話にコールしてくる人もいるかもしれないが、……まあそれはないか。
ちなみに、これはまだ携帯電話が普及していない時代の話だが当時交通事故にあって瀕死の状態であった家族と二人暮らしだった私が仕事にでかけていたとき、当然いくら自宅の電話に電話しても誰も出ることがない。
こういうときには近所の交番のおまわりさんが連絡を取れる方法がないものかと私の自宅まで来て、隣近所に尋ねて回るのだ。
そのおかげで私は家族の死に目に合うことができた。
自宅の電話に出ないことを少し心配になるのはこの件があるからだろう。