全ての人間は、だるいだけの労働とそのための勉学、辛く苦しい病気に、慢性的な不調や痛みによりQOLを下げ続けてくる老化、そして誰もが恐怖嫌悪する謎に包まれた死。
この他にも、自然災害や戦争、貧困と書ききれないほど沢山の無視出来ない程大き過ぎる害悪を、本人の同意無く押し付ける出産という行為に巻き込まれ生まれさせられてきた。
そして、これらは社会保障の充実では到底カバーすることはできず、死によってしか回避出来ないものも多く含まれる。
例えば、どれだけ備蓄や防災に対して神経を研ぎ澄ませたところで、これから自然災害や事故に巻き込まれる可能性をゼロに出来ないし、これを本人が安楽死を持って絶対に回避したいと願った時、それは同意なき出産を政策として扇動し続けている社会が安楽死を提供することで責任を持って保障しなければならない。