■「ドラえもん」は自己肯定感の低い人間を育てるためのマニュアル

のび太と同じことをされたら、確実に人間が駄目になります。

作中でのび太がしたことは、ほぼ例外なく否定されます。何かを提案しても笑いものにされ、努力や人助けをしても信用すらしてもらえません。常に周囲から

• お前は能力が低い
• お前は努力ができない
• お前は異性にもてない
• お前は人から信用されていない
• お前の言うこと為すことは間違っている

という評価をされ続けます。ジャイアンやスネ夫による明らかないじめも放置。小学生の時分からこんな育ち方をしたら、人生に悪影響を来すのは明らかです。

そして、これは残念ながら日本人の典型的な価値観なのです。

• 人生は嫌なことでできている
• 自分の言動や人格は、まず否定されるべきもの
• 他人に叱られないように空気を読んで生きる

これが日本人の基本的メンタリティです。

日本文化を学びたい人は、四季や伝統文化などよりも、まず「ドラえもん」を見て下さい。そこに描いてある「のび太」という子供が、日本人の真のステロタイプです。

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