自分はブスが好きです。ブスのことがたまらなく可愛いと感じるのだけど、でもそれは、相手がブスだとわかった上で可愛いと感じています。
美人は苦手です。でもこれも、相手が美人だと理解した上で苦手だと感じています。
確かに10年くらい前の美人を写真で見させられても、化粧の具合とかでなんか変だなと思います。
じゃあ美人とかかわいいっていうのは、その時の流行で作られているもの?
自分はそれに対してのアンチズムだけでブスが可愛いと思っているのでしょうか。
ルッキズムはだめということは頭で理解していながら、自分がブスが好きだというのも結局はルッキズムから抜け出せてないってことですよね。
メディアが美人です!って売り出しているからというのは理解できるのですが、大衆が支持しないとそれは成り立たないわけで、結局はルッキズムは己の内心にあるものだと思うんです。
もちろん性格が悪ければ美人だろうとブスだろうと嫌いなんですけど、それよりも最初は見た目から好き嫌いを考えてしまわざるを得ないことが不思議で仕方ありません。
同性については、確かに見た目が整っている、崩れているくらいには感じますが、それによって精神的な距離感が変わることはありません。
異性に対してのみ、近づきたい・距離を起きたいというものがまずは見た目で優先されます。
自分はブスが好きだから誰にでも分け隔てなく接しているように思われていますが、そんなことはないんです。
ルッキズムはダメという議論の前に、人間が見た目によって距離感を判断しようとするメカニズムを皆が理解しないかぎり、この議論って前に進まないと思うんです。