2021-12-15

新海誠が幾億のアニメ映画を作っても、それがピークになることはない

お前のピークは、間違いなくminoriOPを作ってた頃なんだ。

俺たちはお前がイースⅡのOPを作ったとき時代の変わり目を見た。

かつてのイースⅡが各地のゲームショップOPを流しているのを見た時、当時を生きた多くのゲーマーゲームOPが変わった瞬間を目撃しただろう。

お前は受け継いだんだ。

ゲームOPだけで、コントローラーをまだ握ってもいない奴らをゲーム世界へ沈める、その文化バトンを。

お前が握りしめたままバトンを持ったまま別の世界に行っちまったから、ゲームバラバラなっちまった

進化を止め、中途半端VRリメイクに逃げ続けている。

お前は託された聖火をゲーム世界に戻さなきゃいけない。

そこで誰かの魂に託さなきゃいけない。

世界がお前を見つけたのは、彼女彼女の声かも知れない、ほしのこえで誰もがお前を才能の塊だと認めただろう。

でもお前がお前になったのは、WINDなんだ。

雲の向こう約束の場所へと続くお前のスタイルはあそこで完成したんだ。

柔らかな重さを持った日差し差し込む教室景色を、太陽の光で(青いペンキや赤いグラデーションではなく)染まったあの空を、お前はあそこで完成させたんだ。

ゲームOP映像作家としてのバトンを受け継ぎ、そのレースの中でお前は完成したんだ。

今、ゲーム業界は行く先を見失っている。

それはひいては日本二次元カルチャー全体に言えることだろう。

オタクを蔑む者たちにだけ寄り添っていては駄目なんだ。

時代の先を走ることで嗤われることを恐れない気持ち悪い奴らの向かう先へ先回りして灯火を掲げる者たちがいるんだ。

お前が託された聖火がこの冬へと向かい始めた世界必要なんだ。

帰ってこい。

あと1回でいい。

お前が捨てた世界を燃やし尽くしにこい。

その炎の中で立ち上がってきた奴らが次の時代を作るだろう。

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