■ドラマのダメ出しばかりされて悲しかったこと

私は新しい朝ドラを見ている。推している脚本家のドラマだ。今のところとてもよくできていると思う。毎回見るのが楽しみだ。

……という話をしたら、夫がNHK plusで2週目を見てくれたらしい。

しかし、その感想が「あの小道具の使い方は予想通りだった」「設定に関わるエピソード、定番過ぎない？」「展開が早すぎるんだけど、あんなもんなの？」などなど。文字にするとわからないかもしれないが、私には「全てダメ出し」に聞こえた。

「あそこがよかった」という感想がでてくるんじゃないかと、しばらく聞いていたが、「いいところ」はひとつも出てこなかった。

「そんなに気に入らなかったら、もう見なくていいよ」そう言って、ダメ出しを遮ることしかできなかった。

かなり凹んだ。

私のオススメに応えて見てくれたことはありがたい。夫の好みには合わなくて、おもしろいと思えなかったドラマだったのかもしれない。それを正直に言うのも、悪いことではないのかもしれない。

しかし。

私はその後、息子の上履きを洗いながら、号泣した。自分が楽しみにしていることを、ぐちゃぐちゃにされた気分だった。土足で踏みにじられた感じ。そして、自分の感性を否定された気がした。

反論をすればよかったのかもしれないが、とにかくショックが大きくてなにも言えなかった自分も悔しかった。

こんなに大好きで毎回楽しみにしてるのに、今後ドラマを見るたびに「このエピソード、夫だったらどうとらえるんだろう？」と頭の隅で考えてしまいそうなことが、すごく嫌だった。

「オススメするなら批判される覚悟をもって、受け止めよ」と、はてななら言われるだろう。しかし、そこまでダメ出し一色にする必要ある？？

もしオタク友達に漫画をオススメして、「読んだよー」「どうだった？」「あそことあそこがありきたりだね。あとこっちもおかしくない？」って言われたら、今後のお付き合いを考えると思う。

夫がしているのはそういうことだ。いや、もしかしたら夫にとっては「ダメ出し」ではないのかもしれない。ただのフラットな感想のつもりなのかも……私のダメージは大きいけど。

きちんと自分の中で消化してから夫に話そうと思っていて、この文章のようなことはまだ夫には伝えていない。

とりあえず「私が悲しかった」ということをわかって貰えればいいかな。もう少し気を配って感想を言ってもらえば、ありがたいと思うのだけれど、それは望みすぎなのだろうか。

悲しい気持ちのままドラマを見るのはつらいので、なんとか整理をしたい。

Permalink | 記事への反応(6) | 22:31

ツイートシェア