仮に自分が不治の病でも理解できない
きっと病気はいつか治るんだろうとさえ思うだろう
理詰めで考えると逆に精神が病んでしまうというパラドックスがここにある
余命の少ないガン患者とかで、普段は理知的で論理的思考の人間が、
藁にもすがるつもりで怪しい胡散臭い民間療法に手を出したりする
死への恐怖や生きることへの執着がそうさせる
そういうこともあって、
最近はまともな病院でもスピリチュアルなケアを考えるようになっている
理詰めで不治の病だ、余命〜ヶ月だ、みたいなことを考えるより、
抗がん剤治療を放棄して痛みを緩和するだけで、
死ぬまで楽しく生きようみたいに、敢えて治療を放棄する
知識がない、知恵がないものは幸せである
なにが原因の痛みなのか、
なにが原因の悲しみなのかさえ理解しないのであれば、
回避不能な原因でさえ、回避不能だということに気づかず、
いつかなんとかなると思って生きていけるからである
知識や知恵がないなら、他人の気持ちや辛さも分からない
無知が一番人生が幸せであり、
物事を知っているほど、その原因や解決の困難さに頭を痛める
知恵がある人ほど不幸になる
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