2021-09-10

威張り散らしてた部長の、定年後再雇用の末路

私の上司部長は、とにかく"部長然"とした人物だった。

チビなんだけどそれをナメられないようにか、びゅーびゅー"部長風"吹かせたおしてとにかくエラそうな人だった。

そんな部長のことを私は人間としてリスペクトできず、こんなネガティブ気持ちはなぜか相手にはっきり伝わるもので、私は事実上ハブられていた。

そんな部長が、定年退職した。そして再雇用された。

今までとは全く別の部署で、当然ながらペーペーとしての再雇用だった。

3か月後、まるで大学生コンビニバイトの如く、突然辞めた。

実は、私はそうなるとなんとなく思っていた。

"元"部長再雇用先の部署には私の業務上関係する課があり、たびたび訪れていた時にたまたま姿を見かけていたのだけど、実に惨めなものだった。

自分の子供ほど歳の離れた上司から、あごでコキつかわれ、来る日も来る日も紙資料の整理をさせられているようだった。

正直、実に「ザマーwww」の心境だった。

「オレさぁ、この会社で働いてるときストレスとか感じたことねぇんだよね~!」とかほざいてた"元"部長だったが、その職を解かれ、一から出直しになった瞬間からわずか3ヶ月間で抱えきれないほどのストレスを抱えて逃げるように無様に辞めていった姿が、実に滑稽、実に爽快、実に愉快だった。

"年下に使われるのが耐えられない"と、腹心だった"元"部下にぼやいていたらしい。

私のことをハブっていたからこうなるんだ。

他人に対してとった態度は、形を変えてでも必ず自身に跳ね返ってくる。"元"部長を見て、自分はこうなるまいと誓った次第だ。

ちなみに私はというと、"元"部長がバックレるように辞めた翌日付けで昇進した。

タメ口文句の一つでも言ってやりたかったけど、それができなかったのが"元"部長がいなくなったことに対する唯一の心残りだ。

  • 威張っていた人はそうしないと部長を続けれてなかった人だからそうする以外になかったの 彼もまた被害者

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