2021-07-02

多分貧困

お昼に何を食べようか悩んで、最近できたばかりの有名豚骨チェーンで食べてみることにした。

たまごトッピングすると1,000円。

一瞬躊躇したが、なんとなくお腹ラーメンになっていたので食券を買う。

まずい。まずかった。

うまいっぽい味が口に飛び込んでは来るが、なんの余韻もなくにんにくオイルの臭みだけが不快に残るばかりだった。

以前愛媛で同じ店に入ったときもっと感動的にうまかったのに何が違うんだろうか。

途端に1,000円払ったのがバカバカしくなってきた。

最近ではお昼ごはんなんておにぎり1個とコーヒーで済ますような生活で、別にお金がないわけではないのだけど、それで満足できるという感じだった。

たまにお腹が空いているとき牛丼を一杯。並盛でも食べ切れないくらいにお腹は膨らむし、なにせうまい

肉を存分に味わえるし、それでいて油っぽさも思うほどない。

それがワンコインでお釣りが来るのだ。

普段食事代に比べて少しの贅沢でその満足感を得られるのだから素晴らしい。

それに比べて、たかだかラーメン一杯に1,000円は高すぎる。

普段食事代に換算したら何日分になるというのか。

そこまで考えて、自分の日々の生活いかに貧しいのかに気づいてハッとなった。

そうか。これが貧困か。

普段節制くらいの感覚でいたが、いつの間にかラーメンに1,000円払うことに価値を見いだせなくなっていた。

バカバカいから払いたくないんじゃない、僅かなお金から大事すぎて使えないだけだったのだ。

これが貧困か。

  • ラーメンはそもそも1000円の壁ってのがあるらしいし、店は価値を作るのに一生懸命すぎるんだよな 結果として一瞬で覚えてもらえるくどくて濃い味のもう当分はいいやってラーメンにな...

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