2021-06-26

母が亡くなった。

病院入院して30数年

パーキンソン病認知症を併発

病院施設転々とし

パーキンソン病の影響で手が動かず、癒着して

手の親指や人差し指を手術で取った。

子供である自分のことを親不孝者とののしり

面会に行くと暴れた。

病院に入れたことを恨んでいたんだと思う。

母の人生平和なんてなかった。

哀れすぎる母だった。

若いから酒乱の父に苦しみ

包丁を持って暴れるので逃げて回った。

当時は警察夫婦喧嘩しか見ず

子供の私と鍵のかかる部屋に篭る、

窓の隙間から覗く父の姿は

映画シャイニングのようだったのを

自分は忘れられない。

その後、断酒する施設に父は入った。

だが結局、酒はやめきれず

挙句

酒に酔って、

当時住んでいた家の近くの

船着き場の桟橋から落ちて亡くなった。

そのあと

母は親戚から自殺させたのなんだと

濡れ衣をきせられた。

母は病んでいった。

妄想が始まる。

「誰かに追われる、覗かれている、聞き耳をたててる」

大人になってた自分にも

生活がある、家庭がある

躊躇なく入院させた。

それから30数年

から、、、、

自分は恨まれても仕方ない。

母が亡くなった時

自分病みも持って行ってくれないか

切望した。

そんな自分勝手な望みなど叶うはずもない。

自分も長く病んでいて

母と同じ病院に通っている。

いつか母と同じようになるような気がする。

母は私の病みを持って逝ってはくれなかった。

毎日

母の遺骨の前で泣きながら苦しいと吐く。

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