トクマルシューゴの「canaria」がYouTubeに上がって間もなく1年。
360度手描きアニメーションのMVで、映像と音はリンクし「右」の光を追いかけて顔を向けると右の音が正面になるなど、この世界に入り込んでる感がめちゃくちゃ凄くて、初めて観た感動は今も鮮明だ。
しかし、このMVは未だマイナーだ。まだたったの3.5万回しか再生されていない。
2年前に出たやくしまるえつこの放課後ディストラクション(こちらも360度MV)の219万回と比べると悲しくなる。
楽曲的に決して劣っているわけではないし、MVのクオリティとしてはcanariaが圧倒的だと思うが、どうしてこれほどまでの差がつくのか。
元々の知名度を考えれば確かに彼女のほうが上なので、それは仕方がない。
しかしこの差の原因は、おそらく放課後ディストラクションがVRゴーグルかけなくても良いように作られているのに対し、canariaはVRゴーグルかけてイヤホンなりヘッドホンなりで聴かないと魅力がかなり減退するところではないかと思う。
マイナーなアーティストのMV観るためにVRゴーグル準備するのはダルい、というのはわからなくない。
とはいえ、埋もれさせるにはほんとに惜しい作品で、どうか多くの人に観て欲しいと願っている。
なぜならYouTubeのMVなので、音質は高が知れている。多くの人が観て評価してくれれば、高音質版を単独販売する可能性もあるんじゃなかろうかと思うからだ。