ホモ・サピエンスの多くの社会で一夫一婦制に移行したのは、複数婚制では性病が蔓延して人口が維持できなくなるからという説がある。一定の説得力があるように思う。
https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/10628
だが、仮にそれが理由だとするならば現在の社会で一夫一婦制(というかモノガミー中心制)を維持する動機は乏しい。性病にかからない・治療する方法は劇的に進歩したのだ。
にも関わらず、現代の社会でも依然、複数の交際相手を持つことに対する世間の目は厳しい。同性愛、離婚など『以前は厳しかったが今はそうでもない』事と比較すれば明らかだ。
では、なぜ今でも一夫一婦制を維持しようとする動きが根強いのだろうか。それは結局の所、「美男美女や金持ちだけにパートナーを独占させることは認めない。
美男美女や金持ちも、そうでない人も、平等に『パートナーは1人まで』と制限を課すことでパートナーを得られる人を増やすべきだ」という考えが根底にあるのではないかと推測される。
だがそれは結局の所、「複数パートナーを選ぶ自由」を制限して平等を実現しようという発想であり、弱者男性論が言う「女をあてがえ」論と変わりはないではないか。
一夫一婦は信仰だから。 宗教的なものが一番変えづらい。
旧来の一夫一妻の次にくるのは機械による組み合わせだと思うけどね。 複数パートナーの自由なんてものが実現したら社会的にも遺伝的にも脆弱になるから。