90年代に出版された男性向け投稿写真系エロ雑誌の編集後記的な所に内容をある程度ぼかした感じで「やおい」と言う言葉を直接使って言及されていたのを見た覚えがある(そういうジャンルのことを知らなかったのでなんでこの人は矢追純一の名前を出して変な事言ってるんだろうと思っていたけど)。
地元の図書館に行けばノンケの若侍が義兄にレイプされてから好きな女性がいるにもかかわらず色んな男に想われたり手を出されたりしながら悲劇的な結末を迎える時代小説や不幸にも女顔だったためやたら男にちょっかい出されてきた少年が暴走族の男に手籠めにされた挙句に少年院に入れられるもそこで運命的な男と出会う青春小説や八岐大蛇であった織田信長が森蘭丸とセックスする怪奇小説がなんの区別もなく本棚に並んでいた。
ネットが普及する以前に専門誌が刊行されていたような一大勢力を築いたジャンルに何故隠れるのが当り前みたいな風潮が蔓延してしまったのだろうか?