我々日本国民はだいたい天皇制を支持しているし、なんとなく陛下にも親しみを寄せている
ガチガチの右翼はもちろん共産党の支持者ですら概ねそうで、共産党まで天皇制の廃止を当面棚上げせざるを得なくなっている
式典なんかで耳にする陛下のお言葉を勝手に解釈する限り、それはすげーリベラルなんだけど
国民が選挙で選ぶのは、結局その後でスピーチする自民党の爺さんだ
みんながなんとなく支持しているにも関わらず、国民の多数派とはいろんな立ち位置がずれている
しかも陛下ご自身のご意向でそうなっているのかといえばそれも微妙で、自分で発言の内容を考えるどころか、そもそも発言するかどうかの選択権すらまともにあるとは思えない
つまり主義や思想の違う与党までもが一緒になって、わざわざそういうお言葉を「言わせている」わけだ
どうしてかつったらたぶん戦後のアレで
「あっちの思想に合わせないと下手すりゃお取り潰し」って必死になった過去が、そのまま今までなんとなく続いてるだけなんだろうけど
こうして考えてみると実に変な現象が起きている