2021-01-24

日本インフルエンザでも五輪強行出場した前科がある

もう覚えてる人も多くないと思うが、日本はチームスポーツにおいてメンバーインフルエンザが出てきたにも関わらず、出場辞退せずに強行出場した前科がある。

2014年ソチオリンピックカーリング競技だ。

出場予定メンバーの1人である小野寺佳歩選手が初戦の直前にインフルエンザ発症。チームメンバーは当然ながら現地で生活を共にしており、かつ宿舎の部屋は3人・2人と分かれていて、インフルエンザに罹った小野寺選手は3人部屋の方に入っていた。

今のコロナ基準なら、間違いなくメンバー全員が濃厚接触者扱いだし、かつ小野寺選手と一緒の部屋だった他の2人はインフル感染していた(ただし無症状)可能性が極めて高い。今の国民感情なら「出場辞退」一色だろう。

しかし実際は小野寺選手を3試合の欠場させただけであり、チームは五輪最初から最後まで出場した。それどころかカーリング代表チームスキップ五輪開会式日本選手団の旗手まで務めていた。つまりインフルエンザでも五輪出場を強行してしまっていたので。

こういう強行の前科があるからコロナワクチンがない状態でも「日本五輪を開催する」「開催しないと死んでしまう」と政府アスリートから言えてしまうのだろう。

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