2021-01-16

兄弟の死

昨日、40代前半の従兄弟が突然死しました。彼とはこの20年近くほとんど会っておらず、何年か前に結婚報告の会食をしたのが最後記憶です。

彼は関東の自宅で倒れたそうです。一度は病院救急搬送されましたがその日のうちに自宅に返され、自宅に戻ってから再び倒れてそのまま息を引き取ったそうです。満足な治療入院が叶っていれば救えた命だと思います。幸い、事件性がないとわかりました。それが唯一の救いです。

彼が入院治療を断られた直接の原因はわかりません。しかし、新型コロナの影響でベッドが満床になっていたか治療体制確立できなかったのではないかと私は思っています

これが去年の話ならば、医療関係者を叩く増田になっていたかもしれません。ですがこのコロナ禍において病院のベッドが足りなかったり、必要な電力が足りなかったりしている現状を鑑みると、決して的外れとはいえないのです。

これは全く自分の中の話ですが、従兄弟の死は、コロナ禍における災害としてほぼ初めて体験した事象です。いままでビニールシートの向こうにいれば安心だったコロナが、不意にこちら側に手を伸ばして来たのです。もちろんこれが本当にコロナのせいかはわかりませんが、少なくとも私の中では医療崩壊を裏付ける引き金になりました。日本は確実に「できる治療ができなくなっている」と思うのです。

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