たまにいる、江戸時代の人々の生活は健康的だった、という人々についてなんかちょっと思ったので吐き出そうと思った。
制度の面では人権だとかそういったものが今ではありえないものもある。例えばキリスト教を信じたら死刑とか。そのへんは論点じゃない。
昔の生活はもっとストレスフリーだった、自由だった、という人たちは、例えばなんだけど、今年の収穫しくじったら全員餓死確定、という世界の人々の感覚をどう思っていたんだろう。今の生産技術や保存技術を使えばそのへんは克服できるから、別にいいのだろうか。
昔の食生活は無農薬のオーガニックしかなくて化学調味料なんかも無いのだし、そもそも環境汚染が無い中で作った野菜なのだからもっと健康的だった、という人たち、今年の収穫しくじったら全員餓死確定という世界の人々の感覚をどう思っていたんだろう。今の生産技術や保存技術を使えばそのへんは別にいいのだろうか。
昔の人の生活はもっと体を使う生活で運動不足とかもありえないのだから、もっと健康的だった、という人たち、ちょっと擦りむいて感染症になっても死んじゃっていた世界で生きていた人々の感覚をどう思っていたんだろう。今の医療技術を使えばそのへんは別にいいのだろうか。
そう考えてみると、制度、生産、保存、医療、人権、技術そういったものはそのままに江戸時代みたいな生活できれば健康的なんだよな、と言っているように聞こえてきたんだ。もしそれをやろうとしたら、そんな健康的な人々の生活を影で支える奴隷が必要になるだろうから、結局だめなんじゃないか、と思ったの。