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意見を言わない部下に悩む上司という内容の記述はクグったらたくさんヒットしたが、意見を言わない上司に悩む部下という内容はあまりヒットしなかった。
ということは世の中の上司と呼ばれる人たちは、概して自分の意見を言っているということなのだろうか。
ところが私が困っているのは上司が自分の意見(部門としての方針とかそういうのも含む)を言わないことなのである。
上司が私や他の者に意見を尋ねることは多いが、「それでは上司さんとしてはこの件についていかがお考えですか？」とこちらから尋ねても「○○だと考える」といった具体的かつ明確な意思表示がない。
「本件に関する方針はこれだ」「私が思い描いているビジョンはこうだ」といったような具体的かつ明確な意思表示もない。
一個人の考えはともかく、部門としての大まかな方針さえ示されないのでは、私を含む下々の者どもが困るだけである。
よく「自ら考えて主体的に動くべき」といった意見を見聞きするが、大まかな方針すら明らかでない状況においては、主体的も何もあったものではない。
一個人の意見程度なら「忖度」することもできなくはないが、それが方針という比較的大きなフレームとなると、何の権限も責任も持たない我々のような立場の者どもが勝手な推測や想像で忖度して動くことは現実的ではないし、場合によっては部門全体に不利益さえもたらしかねない。
よって、まずは上司自らが自らの責任で自ら言葉を選んで方針(さらに上席から指示等があるならそれを咀嚼して自分なりの理解をした上で)を具体的かつ明確にしてもらいたいものだが、他人は変えられないからね。
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