2020-09-03

スターの付け方を変えた話

私ははてなブックマークを数年間使っていたが、途中から使い方を変えた。

以前は気になった話題コメントを付け、同意できるようなトップコメスターを付け、自分の考えから納得できる記事ブックマークをしていた。

ただ、それが途中から虚しくなった。

どれだけ政治的判断によって考えを深めようとしても、無意味だった。

大抵のことは対称性のあるものであるが、たいていの政治的話題は単なる罵倒か、あるいは「一歩引いて見ている俺はお前らより賢い」というようなコメントが一番スターを付けている。

もちろんたまに、鋭い視点から穿ったような芸術的な一矢を認めることもあるのだけれど。

特に嫌いなのが(エッセイなどではない記事での)「この文章はわかりやすい/整理されている/論理的だ」「この文章はわかりにくい/乱雑である/非論理的だ」の類いのコメントだ。

なぜなら、このコメントが付けられる殆ど全ての原因は、その文章の中身が同意できるかできないかだけだからだ。

同じ記事の中で「わかりやすい」「わかりにくい」にも双方スターがついているのを見ると、乾いた笑いが出てくる。

スターは中身のない称賛だ。

その価値本来捧げるべき相手に仮託した肯定行為となっている。

から私は最近自分ではコメントをせず、スターを賛成できないコメントに付けることにしている。

それが沢山の人の目に止まればいいと思っている。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん