その可愛さを維持しているのはまさに奇跡。
少しずつ足がおぼつかなくなってきて、僕が帰ってきても玄関に迎えに来てくれるまでの時間が少しずつ少しずつ長くなってきたね。
それでも君の可愛さは年を経るほどに増していくように思える。
僕が結婚できなかったのも、君っていう彼女がいたからかもしれない。
妹であり、彼女であるそんな君との日々はかけがえのないものですよ。
今日いつものように父をデイサービスに送り出して、君も玄関まで見送ったね。
部屋の掃除をしているとふっと視界の端に君の姿をとらえた。
君は不自然にへたり込んだね。まさにペタッと音がしたように伏せた。
体をこわばらせて、痙攣したと思ったら力がなくなり、体を支えられなくなってしまっていた。
正直覚悟はしていた。
君もいい年だしね。
でもあまりにも急だよ。
このお盆の期間を選んだのは、昨日の迎え火でうちの母親が帰ってきたからかな?
母を一人でまた送るのが忍びなかったのかな?
そう考えると君らしいと言えば君らしいかな。
死ぬ前っていうのは、僕にはまだわからないけどきっと苦しいんじゃないかな。
それでも僕の近くまで歩いてきたのは、最期のお別れに来てくれたのだろうか。
君の兄として、彼氏として恥じないようにこれからも生きていくよ。
また何十年後かに頭ナデナデ、お腹ワシャワシャしてやるからな。待っててな。
でもまだ涙がとまらないよ。
これおばあちゃんポエム書いてる奴と同じか フフフってなった
これはですね50usersは堅いですね。わかるんですなんとなく