おっしゃる通り、オッサンの感覚では缶ビールのパッケージにアルミ色というのはありえなかった時代に、むき出しのアルミ色の缶という大胆なデザイン戦略が若い世代を中心にウケて、大ヒットしたのだ……と、デザイン界隈ではよく、革新的なパッケージデザインの例として出される。
それまでの缶ビールのパッケージは、ビールの金色と泡の白をあしらうのが当たり前だった。
これはデザイン畑の偏った視点であって、ほかにも色々とヒットの要因はあるんだろうけど。
缶ビールだと瓶のように割れる心配がないから、アウトドアにもって行きやすい。暑い夏とか運動したあとだと、重くてコクを味わうビールより、ガブガブと流し込むように飲む炭酸の強いのがよかったとか。
まあ、とはいえ。
ドライビールと自称してるけど、実質的には'70~'80にアメリカで流行ったライトビールのマネなんだよね。
金属色をむき出しにしたパッケージデザインもバドライトが1984年にやってるわけで。
1987に誕生したスーパードライは、そのへんのデザイン戦略とか販売戦略をうまいことパクれただけという気がしないでもない。
「極度乾燥wwwwwww」
などと笑われる始末だし。