刺身皿にワサビを添えるが如く、おでん皿にカラシを添えるが如くに。
君が目玉焼きを塩胡椒で食おうが醤油で食おうが、そんなことは根本的にどうだっていいんだ。
重要なのはニンニクが傍らにあるかどうかだ。すりおろしが良いが、チューブタイプで十分。刻みニンニクでも良いかもしれない。
だって、焼肉のタレには必ずニンニクが入っているものだろう。塩タレだろうが醤油タレだろうが。
それなら、いわば一種の焼肉である目玉焼きに、ニンニクがどうして合わないことがあろうか、いやそんなはずはない。
目玉焼きにニンニクとは、常識に捕らわれた君には白身、いや白目をむくような組み合わせかもしれないが、まずは試してみろって。自分の殻を破ってみろって。
塩胡椒だか醤油だかで色づいた白身を箸で大きめに裂き、傍らに添えられたニンニクの淡き黄色き一つまみを、同じく箸でその一片に載せる。
まさに刺身のような食べ方だ。朝から軽く豪勢な気分を味わうとともに、ニンニクのジャンクな味わいが平凡な日本の朝ごはんを変える。
まだ十分に固まっていない黄身は箸先で、その中央部に穴を拡げる。多めにつまんだニンニクは、その鮮やかな橙色に練り込むのだ。
練り込んだその黄身は、いわば一つの調味料になる。そのまま白い御飯の上に載せてもいい。黄身本来のコクはニンニク特有の辛みで引き締まる。
だから、明日もいつも通りに目玉焼きを作ろう。好きな焼き加減で好きな調味料を掛けて作ろう。そして皿には忘れずニンニクを少量添えよう。
どうせテレワークなんだから口臭も気にしなくていい。家族で食べればみんなおんなじだ。そうして明日もスタミナつけて、また良い一日が過ごせますように。
おじさんくさいからちかよらないでもらえますか
密回避の頭のいいやり方よね たくさんの人がニンニクフェスティバルやるといい 増田は平時からやってそうだけど
目玉焼きは色々な食い方があるんだな。 帰ったらやってみるわ。