私は、フェミニストのつもりでした。
女性が、女性だという理由だけで、何かをすることを妨げられてはならない。女性は、やりたいことを何でもしていい。
そう思っていました。
そして、はてなブックマークや、ツイッターや、トゥギャッターで、フェミニストに出会いました。
もっぱら、叩く思想でした。
男を叩き、不細工を叩き、きれいでないものを叩き、清くないものを叩き、女を叩いていました。
していいことは、妻と家庭をもっている男のようにがむしゃらに働くことだけのようです。
おしゃれはしていい。ただし男に媚びないおしゃれに限る。
メイクはしていい。ネイルもしていい。ただし男に媚びない場合に限る。
セックスも出産も不倫もしていい。ただし女性上位な場合に限る。子供はフェミニストに必ず育てろ。去勢も検討しろ。
これが正しい女なのでした。正しい女以外を決して許さないのでした。
小学校の学級会で、つるしあげられた記憶が猛烈に私に押し寄せてきました。
叩く人はきらいです。だから、毎日きらいなひとを叩いて回ることはしません。
最高にいいところで裏切りましょう。持ち上げて手を放しましょう。
とても、とても、楽しみです。