SARSが流行った時、ヨーロッパに住んでた。
まあ普通に差別が顔を出してた。
ベルギーではアホそうな中学生男子のグループに「China,China」と囃し立てられながら追い回され、
フランスではビストロで隣の席の客に露骨に避けられた(店員に何か文句言ってた)。
スペインで現地の友達と歩いてたら、日がな一日公園に座っている系老婆(昔のスペインにはそんな
石像と見紛う爺さん婆さんが佃煮にするくらいいた。最近見ないよな)に
「そいつは何人だ、私の近くに寄らせるな」と杖で脅されたり。
まあ年寄りが原因不明の肺炎を怖がるのはわかるのだけども。
でも当時、私は学生だったからまだましだったなと今にして思う。
現地で仕事をしていたらさらにいやな思いも多かったはずだし、実際的な損失も出ただろう。
何より生活基盤がゆらぐ怖さがでかいよな。
そういえば、O-157が流行して菅直人がカイワレを食った時も海外にいたな。その割に国際人になれなかった。
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